年立つ 年明くる 年改まる 年来る 年迎ふ
 
 
 
新年の白紙綴じたる句帖かな     正岡子規
 
ひとの家に雨粛々と年立てり     石田波郷
 
年立つて自転車一つ過ぎしのみ   森 澄雄
 
年明くる暗き瓦の傾斜より       堀井春一郎
 
みほとけの母を呼びをり年明くる   石原八束