私はトイレでおしっこをしている。

いつもは綺麗な直線を描き放出されるおしっこが

今日は二つに分かれていた。


猫又みたいだ。


長年生きた猫は、尻尾が二つに分かれて妖怪になるという。


おしっこが二手に分かれたその瞬間のみ、私は妖怪になるのだ。


おしっこが終わると、私は何食わぬ顔して再び日常へと溶け込んだ