「白い息」


あなたと会うずいぶん前から、

あなたに会いたくてここまできました。 



 何度もあなたがいない秋や、冬が通り過ぎました。

 初めての冬です。


その時がきたのは何度目かの冬です。 


 あたり一面真っ白で、吐く息も濃い白だけど、隙間からのぞくあなたのお顔が忘れられません。 

あなたのピカピカの瞳に映った自分の姿を探しています。


 これから春や、夏や秋冬をあなたと過ごせると思うと背中が温かくなります、 


 一分一秒でも近く、長くあなたと一緒にいたい。 


 あなたがすこやかであれば私はいつも晴れやかです。 



 握ってくれたその手がやわらかく、笑ってくれたその口元に励まされ、ありがとうでは足りない想いがつのっています。 



 これから春や夏、秋冬あなたと過ごせると思うと胸が温かくなります。 



 一分一秒でも近く長くあなたと一緒にいたい。


 あなたが晴れやかであればわたしはいつも穏やかです。 



 ありがとう


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白い息

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