我々は経験を通して、世界について様々な信念を持つ。この信念はどのように正当化されるだろうか?古典的には、デカルトやロック、ヒューム、カント、エアー、ルイス、チザムに至る「内在主義的基礎付主義」という立場が主流であったが、近年この立場に対して多くの批判がある。こうした批判は、主に二つの観点から検討されている。
1.基礎づけ主義VS整合主義
他の信念の正当性に全く依存しない「基礎的な信念」まで遡ることができるVS
信念間の整合性や相互的な関係で正当化される
2.内在主義VS外在主義
認識的正当化は、(少なくとも原理的に)信念を持つ人がアクセスできる必要がある VS その必要はない