おはようございます。



 「ママが少し早く起きればいいのに」 



 そんなこと、わたしだってわかってる。



 でも、それができない朝がある。

 体が重くて、心にも余裕がなくて。 


 目覚ましを止めたあと、

もう一度まぶたを閉じてしまう。



 そのツケは、もちろん朝に回ってくる。



 起きない息子に

「ほら!早く!」と怒って、



 「うるさい!」と返されて、 また、怒る。



 ぐずりながらプラレールを触りはじめて、



 結局、全部用意してあげて、


 なんとか送り出す。



 玄関で背中を見送った瞬間、
ふっと力が抜けた。



 元気で学校に行ってくれて、
それだけで今日はもう十分だと思えた。 







 部屋には、

脱ぎっぱなしの服、線路の途中で止まったプラレール。 



 それをひとつずつ片付けながら、 

 「余裕がない朝も、わたしたちの朝だよね」と思った。 



 今日も、いってらっしゃい。








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