国産食虫植物の『ナガバノモウセンゴケ』が絶好調です。
北半球の寒冷地とハワイに分布するモウセンゴケの一種で、日本では北海道と尾瀬ヶ原にしか自生していない貴重な食虫植物です。
「長葉」の名の通り捕虫葉が細長く、通常のモウセンゴケよりも格段に見応えがありますね。
これは北海道産のナガバノモウセンゴケで、恐らくサロベツ原野のものかと思われます。
高山植物なので本来は暑さを嫌う種類なのですが、これは低地訓化済みの実生苗なのでとても育て易いですね。
真夏でもとにかく直射日光を好むので、日照の強い今の時期にはかなりエネルギッシュな生育を見せてくれます。
春先よりも捕虫葉が小さくなった気がしますが、葉の枚数は今の時期の方が圧倒的に多いですね。
現在捕虫葉の長さは2.5cmほどですが、まだ未開花の若苗なのでもう少し大きくなると思います。
モウセンゴケよりも葉の枚数が多く株自体も大柄なので、少ない株数でもたくさん生えているように見えますね。
昔、この種の自生している姿を見るために尾瀬ヶ原に行ったことがあるのですが、そのとき見たナガバノモウセンゴケを彷彿とさせるほどの元気っぷりです。
ナガバノモウセンゴケの捕虫(ヤラセ)
撮影に協力してくれたのはハゴロモの仲間のツマグロオオヨコバイです。
もちろん、後でスタッフが美味しくいただきました。
尾瀬のナガバノモウセンゴケ(ネットから)
色がすごい!