こんにちは、中村常楽です。


先日、お奉行様のような人に会いました。



「あなた喋りすぎだから」

「もっと相手にも話をさせてあげなさい」

「あなたは私よりどう見ても年上です」



いやいや、びっくりしました。

あれこれと質問されて

それに応じて話していただけなのですが

質問者ではないこの人がいきなり

「あなた喋りすぎ」と言って来たのです。


これらの発言の裏には

自分が感じた感情についての責任を

相手のものと信じているため

「私はやすらぎたいから協力しろ」と、

自分の欲を満たそうとしていることがあります。


この人は

「場の総意」として話していましたが

全員に確認をとったわけでもなく

あくまでこの人一人の基準で評価づけしているにすぎません。


自分の感じたことについて

自分の責任として扱えないのであれば

それは精神的に未熟ということでしょう。


未熟=悪い、というわけではありませんが

行為は未熟だが、成熟を気取っているとしたら

ちょっとイタイ人となってしまいます。



年齢についても

何の根拠も事実確認もなく

一方的にその人の価値基準での評価なので

その評価をこの世界の真実であるかのような

もの言いは、気持ちよくありませんよね。

(その人のSNSプロフィールを見てみたら私より年上でした!)



このような人に遭遇することは

とても久しぶりだったので驚きました。


ふりまわされそうになる自分も感じましたが

この人を変えたり、救おうとする活動は

自分を苦しくさせるだけですよね。


この人のコミュニケーションスタイルは

この人が今までサバイバルするために必要だったのですよね。


そう思うと

ちょっと健気な感じもします。



エグゼキュティブコーチ
中村常楽