羽衣線で活躍したクモハ123-5,6の連結パートナーであるクハ103-194の加工を再開します。

 

クハ103-194の前面は、クハ103一般形の前面板からヘッドライト・幕板部を切り落して残った凹形部分に、新103系のクハ103高窓車から不足部分を移植しています。切り継ぎ時や継ぎ目補修に際して、ヘッドライト下方にある手すり2ケ所を削り落しており、この修復が必要です。

 

次は、スカート絡みです。

スカートを床板に取り付けるため、床板側面に切れ込みを入れて装着できるようにしていますが、スカートの固定用爪が床上にあるライトの遮光ケースに当たり、きっちり嵌らないことが判明しました。今迄は、固定用爪を遮光ケースの下側に強引に潜り込ませていたので、嵌ったように見えていただけでした。

 

違う角度から見てみると、固定爪の後半分が外側にはみ出しています。


床板の底面側から見ると、より明白です。

 

固定用爪が遮光ケースに当たっているのは、およそ0.5mm×0.5mmの範囲です。

 

対策として、遮光ケースの左下隅を余裕をみて縦1mm×横1mm×奥行1mm位をニッパーで切断しました。ところで、スカートの固定用爪の右側で床板との間に隙間が出来ていますが、床板に切り欠きを作った際に寸法を間違えたためで、この欠落箇所を修復しておく必要があります。

 

切り欠き後部の欠落箇所は、瞬間パテの粉(美軌模型店製)を盛り上げてから、瞬間接着剤で固着再生し、カッターナイフで綺麗に仕上げました。

 

床板底面から見た修復状況です。これで修復作業は完了です。

 

スカートも綺麗に装着できました。

 

これでスカート装着に関連する修復が完了しました。ところで、写真のスカートはJR東日本仕様の205系八高線用のものです。本来使用するスカートには、この固定部爪のみを利用して、全体はJR西日本仕様の103系用を作り直している途中です。

 

ところで、私の所有する103系の余剰先頭車から改造して作る記事を2019年12月から投稿し、タイトルを「KATO 103系余剰車の変身(1)~(15)」として、15回もの長期に及びながら未だに完成に至っていません。今迄のタイトルでは目的車両が不明確なことから、今回から目的車両を明確にしたタイトル「KATO 羽衣線クハ103-194に改造(No.)」に変更することにしました。合わせて、過去の投稿記事も整合性を採るため、新しいタイトル名に統一(変更)することにします。完成までにはまだ暫く掛かりそうですが、心機一転、クハ103-194の完成を目指したいと思います。

 

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