中田監督が退任されました。

コロナ禍による1年延期などチーム作りはとても難しかったと思います。

しかし結果は惨敗。

なぜこんなことになってしまったのか?

勝手に総括していきたいと思います。

長文ですんません。


①キャプテン岩坂

僕は個人的には岩坂さんは期待していた選手でもあったので、彼女を悪くいうつもりはありません。

ミドルブロッカーとして横への動きが遅いことが批判されていましたが、鍛錬でそれを乗り越えれば活躍できると思っていました。

しかし中田監督は彼女をキャプテンに指名😱

リオ五輪では代表落選の中、久光の教え子でもある彼女をキャプテンに指名したためえこ贔屓と批判の的に🥲


どうも歴代監督のキャプテン選びには納得できない。

竹下、木村沙織、彼女たちでさえキャプテンになって調子を崩し、プレーの質が落ちました。

それを話すことが苦手な、ましてやレギュラー取れるか微妙な選手に任せるって。

この時点で中田ジャパンはダメだろうなって思いました。

結果は予想通り。

岩坂は調子を崩し、選手としては下降線のまま代表落ち、引退となりました。


キャプテンに指名することで選手の自覚と成長を促すってやつだと思いますが、各チームのスター選手が集まる全日本でそんな簡単にはいきません。

クラブチームでやればいいことです。

監督としての資質に疑問を持ちました。



②コーチングスタッフの交代。

ここが一番のポイントだと思います。

まずフェルハト・アクバシュコーチはどのような経緯で選ばれ、どのような経緯で辞めたのか?

協会主導なのか、中田監督主導なのか?

正直途中で辞めるってサッカーなら莫大な違約金取られるやつです。

2017年から2019年年初までコーチを務め、本来なら2020開催予定だったので、オリンピック前年1年間はコーチがいない状態に😫

他にも結構変わっています。


中田監督が原因なら、ずっと結果も出せてなかった中田監督を更迭するべきでした。

アクバシュのわがままであれば、マスコミに大々的に発表して違約金を取るべきでした。

日本の戦術は全て漏洩し、本番で当たるかもしれないトルコに有利になる可能性もあったのです。

大失態をさらっとスルーするこの協会は大丈夫なのか?

大丈夫じゃないからこの結果なんだと思います。


1年間の参謀不在の後相原コーチが、アンダーカテゴリー世界一の称号と共に就任。

能力はある方なんでしょうけど、気合や根性的な言動が多くなんかガッカリしましました。

まあたった1年で結果を出せるほどオリンピックは甘くないってことです。

裏事情知ってる方誰か暴露してくれないかなーー?


③セッターを固定できなかった理由。

本来なら宮下で良かったと思うのですが、宮下はワンフレームバレーに対して納得いってなかったみたいで、もっと選手の能力を活かす高いトスを上げるべきだと中田監督に反抗してたみたいです。

どの程度の反抗かは分からないですが、中田監督に呼ばれなくなりました。

ちゃんと選手と向き合って問題解決できれば良かったのだと思いますが、中田監督にはどう考えても無理ですよね。

自分の方針と違う選手は使えないというのは、まあ仕方ないかなとは思います。

その後は佐藤美弥を中心に田代、関、などいっぱい呼びましたが、なかなか中田監督のお眼鏡に叶う選手はおらずなんとなく佐藤美弥でいくって感じになってました。

僕は個人的には佐藤美弥さん好きやったんですけどねー。

アタッカーに寄り添いコミュニケーションを取りながら、工夫していくという調整型のセッターですね。

中田監督が現役の時は我の強さばかり目についてあまり好きなれませんでした。

成績も中田さんになってからどんどん下がっていったので。


残念ながら佐藤美弥さんは怪我のため五輪前に引退。

1年延期でなければ出れてたのかな?

少なくとも今回よりはマシな成績を残せたと思います。

そして最後延期後のオリンピックイヤーに籾井が現れます。

正セッターになったのは3ヶ月前!

ヤバすぎです。

最後は神頼み的な化学反応を期待したのでしょうが

、それが今回の惨敗の要因の一つとなりました。


④ワンフレームバレー

中田監督の基本戦術なんですが、この人は他のことはちゃんと考えていたんでしょうか?

今回は本当にディフェンスが酷かった。

日本女子バレーの代名詞粘りというものが全くなかったのは本当に残念でした。

非常に厳しい評価をされている中田ジャパンですが、粘りもなく、ドミニカや韓国の方が素晴らしい繋ぎをしてましたからねー😱😫

低く速いレセプションから速いトス、速いアタックを仕掛けるワンフレームバレー。

各国のメンバーが2軍ばかりだったVNLでは良く決まってましたが、ブロッカーの動きが速いオリンピックではビシバシ止められてましたねー。


強いサーブで相手を崩して攻撃枚数を減らしていくという世界のトレンドに対して、中田監督は4.2mくらいの高さに速いレセプションを返して攻撃に繋げるという無謀な戦術に拘りました。

4.2m!

どれだけ選手に重圧をかければ気が済むのでしょうか?

迷走時代の真鍋ジャパン第2期でも低くて速いレセプションからの速い攻撃チャレンジして断念。

修正したもののなんか後味の悪いオリンピックでした。

大きな大会があるたびにワンフレームバレーでは世界と戦えないと叩かれながら、結果も全く出ない中でも中田監督は諦めませんでした。


海外のバレーを視察に行き世界のトレンドであるシンクロつまり同時複数攻撃を見て、世界と同じことをしていては勝てないと思ったらしいです。

むー

中田監督は自分の成功体験のみを信じるタイプの人みたいですね。

中田監督が現役の時ですら世界では通用しなかった戦術が今通じるわけがありません。

選手たちもこれでは勝てないと分かっていたはずです。

今までも石井優希選手などが、「動きが速く背の高い世界のブロッカーにはなかなかうまくいかない。

でもそれが久美さんのバレーなのでなんとかそこをうまくやっていきたい」とコメントしていました。


恐らくオリンピック期間中選手たちは中田監督のワンフレームバレーの呪縛の中、思考停止して自分たちの役割をこなしていたのではないでしょうか。

覇気のない、体が動かない、でもどんどんレセプションの返球は速くなり、トスも速くなる。

速くしなければと焦り、トスは乱れ、アタッカーは打ちきれず、もう勝つためにはそれしかないの繰り返し。

そんな感じだったような気がします。


流れが悪くなった時には、高いトスで間を作る、違う攻め方をする、それだけで結果は違うものになっていたような気がします。



⑤スタメン固定

中田監督自身もワンフレームにこだわり、結果も出ない中とても大きな重圧を感じていたのではないでしょうか?

このままではマズイと!

籾井という強気でガンガン主張していくセッターに自分を重ね、籾井中心のチームを作ろうとしました。

芥川をあっさり外し、小幡をリベロに据え速いトスに対応できるメンバーを固定しました。

これが3年間籾井を中心に積み上げられたチームであれば違う結果になっていたでしょうが、所詮3ヶ月前のチームです。

石井優希選手を筆頭に、山田、奥村、井上、芥川、林、鍋谷、関はひどい扱いでした。


スタメン固定して、VNLでそれなりの成績を納めます。

ただこの貴重なオリンピック前哨戦をスタメン固定で戦った代償は計り知れないほど大きかったです。


・チーム全体の一体感を壊した、

・日本は敵チームのデータを取れず、日本は全てのデータを海外に提供した。

・かなり厳しい日程だったので、スタメンチームは大きく消耗。後半には籾井とのトスも合わなくなっていた。

・スタメン固定したため、控えメンバーは実戦で籾井とのコンビネーションの確認もできず、また実戦の細かい決め事も確認できなかった。

ここらへんちゃんとしておけばもう少しマシな成績残せたかも。


⑥リスクマネージメント

中田監督は本当に感情的な方で、選手の起用も冷静さを失い感情や情に流されたやり方でした。

オリンピック本番で不調だった黒後の代わりが誰もいなかったのです。

それは自分の教え子長岡をオポジットのポジションでなんとか使ってあげたかったから。

でも長岡のコンディションは上がらずVNLには出場することもなく終わりました。

せめて、林、鍋谷にオポジットの練習をもっと早くからやらせておくべき。

オリンピック本番で急に林にやらせてましたけど、そんな簡単に出来るわけない!🥲

リスクマネージメントが全然でした。

古賀紗理奈の怪我も想定外って本当に恥ずかしい言動です。

監督としてそういうことも含めてリスクマネージメントしないと!

VNLでもっと石井選手を使うべきでした

また流れが悪い時などに流れを変える采配もまるでなし。


⑦コンディショニング

これは協会にも考えていただきたいのですが、古いタイプの日本の指導者にありがちなのがとにかく練習を溜め込むということ。

サッカーでもブラジルW杯の時直前までハードな練習をして、コンディションを落としいい成績が残せなかった。

その教訓を生かしロシアでは素晴らしい成績を残しました。

今回の女子バレーチームは明らかにコンディションを落としていました。

VNLであれほどスピードとパワーがあった石川のサーブはへなちょこに変わってました。

黒後は目の下にクマを作り虚ろな目をしていました。

小幡は全然足が動いてませんでした。

荒木も横への動きが明らかに遅くなってました。

籾井のトスはブレブレでした。

古賀、島村はいい動きでした。


直前合宿でどんな練習をしたのか知りませんが、コンディショニングに失敗していた可能性が高いと思います。


⑧中田監督の圧

恐らく中田監督は自分自身にも必要以上のプレッシャーを与え、選手達にもものすごい圧をかけていたんだと思います。

自分が全選手を理解しコントロールしたいと思っていた節があります。

選手を全て自分の戦術の枠にはめ込む。

選手とはあまり会話もなかったみたいなので、選手は監督の本心を理解できてなかってのではないでしょうか?


女子バレーには監督の支配下で与えられた戦術の中で戦う伝統のようなものがあります。

もうそんな指導では強くはなれません。

選手たちがもっと自由に考えて、アイデアやフォローなど話し合って修正していけるチーム。

体格で劣る日本はハードワークが必須。

いっぱい動いて、いっぱい拾ってたくさん消耗すれば、控えの選手が代わってまたハードワーク。

スタメンも控えもなくチーム一丸となって戦えるような、風通しのいいチームになればいいなと思っております。


最後にバレー協会の綺麗事を並べるコメントを見ていると危機感の無さを感じます。

今回の中田ジャパンの軌道修正も可能だったはずです。

世界レベルである他競技のやり方も学んで欲しい。

バレーボールの人気があっという間に無くなってしまうことが一番悲しいです。


最後に一つ。

当事者の皆さんは僕らが想像できないような苦労があると思います。

僕ら外野があれこれ言うのはお門違いかも知れません。

でもバレーボールは他競技に比べて厳しい意見を言う方が少ない気がします。


そして何より女子バレーは生き生きとしたプレーが見えない気がします。

メダルも大事ですが、たとえ負けた後でも私達はやり切ったと言える試合であればこんなにも危機感を感じることはありません。


監督の支配の下にプレーするのではなく、監督と共に選手が考え意見を交わし強くなっていけるチーム作りを見てみたい。

長らく女子バレーそういう環境であったと感じています。

今変わる時が来たのだと思っています💪