会社更生法を申請して1年半過ぎたころ
ある米国外資系企業がうちの工場の買収を申し出てきて条件がまとまり、その会社の子会社となることになりました。
ほかにもいくつかの企業からオファーがあったと聞いていますが
従業員ごと、設備ごと、まるっと買い取ってくれるということで最終的に話がまとまったそうです
ようやく嫁ぎ先がきまって安心する気持ちもあれば
全然違う会社に買収されるわけですから、はてさて私たち従業員はどのような扱いを受けるのだろうか??と
不安もいっぱいあったのです
が、その前に
買収する条件として、従業員を半分にするというのが出されたようでして( ゚Д゚)
ホッとしたのも束の間
大リストラの嵐が吹き荒れるのでした
約800人くらいの従業員がいたと思うのですが、半分ですから400人が対象になるわけです。
人口10万人くらいの田舎町ですから結構な人数ですよね( ・∇・)
リストラ対象になりえる条件として
- 退職までの年数が少ない方
- 入社してからの年数が少ない方
- 評価がいまいちな方
- 評価が良い方(他でも十分やっていけるから)
- 勤務態度がよくない方
- 共働きの方 etc..
と、思い出すとこんな感じでした
まあ誰でもあてまるって感じですよね
わたしは当時30代後半、共働き、評価はまあまあ良い方だと思うけど
子供がいるので欠勤や遅刻、早退がたまにある
さてどうなるか?
私が所属していた部署は10人くらいいたので半分で5人
それに間接部門なので買収する企業にとってはすでに組織があるわけで
極端な話、誰もいらないっていう選択もありうるわけです
そのときの私の心境は、
ま、旦那さんに稼いでもらって専業主婦でもするかぁ
子供が手が離れたら
また派遣とかでテキトーに探せばいいし
と、結構楽観的なのでした
とくに倒産してからのこの1年半は、仕事とはいえ
債権者に頭を下げる日々で(そういう部署だったので)
疲れていたので
しばらくラクしよー
と、辞める気満々だったと思います
さて、その後は。。。つづく