こんにちはーニコニコ
ゆる-りです。
 
 
前回、
ストレス、ストレスと気軽に言葉を使ってしまいましたが
 
実際には
 
ストレッサー(原因)によって
ストレス反応(結果)が引き起こされた時
 
ストレスを感じる!!
とか
すごいストレス〜!
とかいう風に表現されていることが多いようです。
 
 
具体的には
 
上司の嫌味な言葉によって
イライラした。
 
そんな時には
すっごいストレスー!と思ったり
 
夫と喧嘩をして
頭が痛くなった。
 
そんな時には
ストレスで頭が痛くなった!と思ったりします。
 
 
 
心身症のほとんどは
ストレスと関係しています。
 
ですから
ストレスの緩和なく
心身症の治療は難しいことがあります。
 
ですので
心身症に苦しんでいる時
あるいは原因のよくわからない不調に悩まされる時は
ストレスについては深く学んで欲しいです。
 
特に、ストレスなんて無いのに
原因を特定できない不調を感じているという方にはぜひ。
 
それほど
ストレスとは何かということが
一見実態がないだけに
わかりにくい人にはわかりにくいのだと思います。
 
ストレスは
例えば、大切な人を失った、などの
誰から見ても頷けるようなわかりやすいものばかりではなく
 
例えば、家事が苦手な主婦がだらだら専業主婦をしている日常など
それぐらいやって当然で、大したことしていないと思われるようなこと(本人もそう思う)だったり
 
例えば、毎日の夫(または妻)の小言だったり
日常的な小さなことがふりつもるのも大きいと言われています。
 
 
 
ストレスによりすごく悩まされているという人は
ストレスをどうしたらいいのかを学ぶことで救われます。
 
ですが
ストレスを感じていないと自覚している人は
ストレスをどうしたらいいかを学ぶ必要性を感じないため
より辛い状態にとどまってしまうことがあります。
 
ストレスを自覚しにくい人の特徴として
次のような考えを持っていることが多いです。
 
ストレスを感じるのは心が弱いからだ。
自分が心や精神を病むことはない。
 
そして
精神的に弱いと見える人の気持ちを理解することは難しかったりします。
 
 
たしかに
同じストレッサーに出会っても
ストレスを感じる人と感じない人がいます。
 
上司に嫌味を言われた時
言われた方の反応は様々で
全く気にならない人(A)もいれば
ちょっとイラっとしてもすぐ忘れる人(B)もいれば
深く傷ついていつまでも忘れられない人(C)もいます。
AとBはこのストレスで苦しむことは少ないですが
Cは苦労することがあります。
 
やっかいなのは嫌な気持ちを感じているのにその気持ちを意識的に、あるいは無意識的に無視してしまう人(D)です。本人としては上司の嫌味を特にストレスとは感じていません。
Dのようなタイプは知らないうちにストレスを蓄積して身体の不調を起こすことがあるのです。
 
 
心の強い人はストレスを感じないし
弱い人は強くストレスを感じる。
そう考える人は少なくないかもしれません。
 
その言葉を借りると
AとBは心が強い方だと言えそうです。
Cは今のところ心が弱いと言われるかもしれません。
心が強い、弱いというよりは
ストレス耐性が強い、弱いという方が適切な気がしますが。
 
Dはとくに心が強い弱いで表現することは難しいです。
ただ、自分の中にあるネガテイブな心というものにずっと目を向けないと不安定になりますから
その意味ではストレス耐性は弱い可能性があると思います。
 
そんな話をしていると
ある人は、ネガテイブに目を向けた方が不安定になると言われました。
目を向けた方が不安定になりそうなほどのネガテイブを内側に持っているとしたら
そのネガテイブはそのままにしておかない方が心身の状態は安定します。
 
ただし
今まで見ないようにしてきたネガテイブについては
いつ、どんな風に、それに目を向けていくかということはとても注意が必要です。
 
 
Dのタイプのお話は少しわかりにくかったでしょうか…キョロキョロ
 
 
 
いわゆるストレスに苦しんでいるのはCのタイプ。
ストレスをどうすれば減らすことができるのか。
方法は色々ありますが
キーワードは自分です。
 
例えば
意地悪な上司を変えるのは無理だ。
自分のこの性格では無理だ。
と、諦めているとしたら
諦めるのはまだ早いかもしれませんビックリマーク
 
環境がどうあれ自分次第で
ストレスは必ず減らすことができます。
 
その自分の取り扱いに
案外てこずったり
時間がかかったりすることはあるかもしれませんが…
 
そのプロセスの全てに意味があるし
てこずればてこずるほど
乗り越えた時にはストレスケアの上級者になっていますニコニコ
 
そうなれば誰かのストレスケアの手助けもできちゃったり。
 
自分のストレスをマネジメントすることは
自分の主治医になるためにも重要なポイントになります。
 
 
冒頭に書いた
ストレッサー(原因)によって
ストレス反応(結果)が引き起こされた時
ストレス〜!となる
について
 
 
ストレッサーがあった時
    ⬇︎
自分(の考え、感情、対処)により
    ⬇︎
ストレス反応が大なり小なり変わります。
 
AタイプやBタイプの考え、感情、対処ができるようになると、ずいぶんストレスがなくなります。
周りは何も変わらなくても、です。
 
 
その方法は色々ありますので
少しずつ書いて行きたいと思いますニコニコ
 
 
 
 
 
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このブログは、私自身が日々の診療で難しさを感じている点に対する、新しい試みです。
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心療内科医 ゆる-りルンルン
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