銀魂☆VOCALOID☆FAIRY TAIL☆夢小説 -2ページ目

銀魂☆VOCALOID☆FAIRY TAIL☆夢小説

忙しいのでコメント返信はほぼ無い物と思って下さい。
ちゃんと見ていますのでご安心を。

由羽「アイツ、結局家に帰って来なかったな」

由梨の双子の弟である由羽はボソリと呟いた。

それを聞いていた男はムッとした表情で話し出した。

?「全く…江戸に行ってから益々キツくなったよな?
可愛い妹の願いなら何でも聞いてやりたいが、
やり過ぎな所が多過ぎるんだよな…」

由羽「いっその事、無理矢理にでも
家に連れ帰れば良いんじゃね?」

?「それはダメに決まってるだろ!!
無理矢理連れ帰って
アイツに嫌われでもしたら…!!
俺、俺…!立ち直れる気がしねェよ!!」

由羽「……」

さて、どうしたものかと悩む由羽。

考え込む由羽はその時ある事を思い出した。

由羽「アイツ、彼氏いるらしいけど」

?「……はぁあぁぁ!!?」

声を荒げ、凄まじく驚く男。

そんな男を横目で見ながら由羽は続けた。

由羽「真選組一番隊隊長、沖田総悟。
俺が見た限りではあの男が由梨の彼氏」

?「…その男が由梨の枯れ木…」

由羽「“彼氏”だ、原作のギャグ持って来るな」

その男は頭を悩ませるが、
すぐに渋々と言った感じでため息をついた。

?「…仕方無いか、真選組屯所に使いを送って
由梨を強制的に帰省させよう…
彼氏の事についても話を聞きたいし、
その沖田って奴もここに連れてこさせるか…」

由羽「うっわ、修羅場の予感」

?「お前は否定ばっかする奴だな!!」

男はそう言うと咳払いをしてから
そういえば、と話題を変えた。

?「もうすぐアイツの誕生日だな」

由羽「…そうだっけ?」

?「そうだろーが、ったく…
それぐらいは覚えとけ、このタコが」

由羽「でも覚えてる忘れてる以前に
俺も海人兄も今まで一度も祝った事ねーじゃん」

海人「あ?…そういえばそうだな」

由羽「俺あまり“あの人”と交流無かったし、
“あの人”と交流があったの由梨ぐらいだろ」

二人が話をしていると
襖の向こうから失礼します、と声がかけられた。

海人がそれに反応し、入れと返した。

ガラッ…

開けられた襖から紫の髪を二つの三つ編みに結って
メイド服を着た少女が入ってきた。

海人「なんだ、シルヴィーか」

シルヴィー「はい…お茶とお菓子をお持ちいたしました」

そう言うと二人の前にお茶とお菓子の羊羹を置いた。

海人「そういえばよ、シルヴィー」

シルヴィー「はい?」

海人「お前も確かアイツと交流あったよな」

シルヴィー「…アイツとは?」

海人「あ…悪い悪い、アイツだけじゃ分かんないよな。
ほら、由梨と仲が良かったアイツだよ」

シルヴィー「……あぁ、あの方ですね。
あの方にはとても親しくさせて頂きました。
メイドの身であるわたくしに…」

海人「へーそうなのか…アイツって何歳だっけ」





シルヴィー「生きていれば、現在は28歳かと」



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名前:華崎 海人
・華崎家現当主。
・由梨の兄。

名前:シルヴィー・リシャール
・異国出身の元貴族。
・由梨お抱えのメイドだったが、
現在は海人の身の回りのお世話をしている。

シルヴィーのイメージとしては
ニューダンガンロンパV3のキルミーママみたいな
何でもできるメイドダゾ!!←