認知症、初めの一歩。

こんにちは、三宮ゆりです。

「認知症」は必修科目になりました！では、

認知症をイチから学びはじめた私の独学ノートを公開していきます(‘_’)

さて、早速ですが、認知症ってどんな病気なのでしょう。

私のテレビや映画やらで得た認知症へのイメージは、

高齢者に多い病気

徘徊

何か自分のものが無くなった！と被害妄想してしまう

治らない病気

自分で身の回りのことが出来ない

家族のことが分からなくなる

などでした。

はてさて、このわたしのイメージは正しいのでしょうか。

厚生労働省はじめ、様々な認知症に関する情報サイトなどにて勉強しました。

※参考：厚生労働省HP、内閣府大臣官房政府広報室HP、認知症ネット、認知症フォーラム（株式会社ツムラ協賛）、相談e-65.net（エーザイ株式会社）

イメージは、まったくの間違いではないようでしたが、

病気になったからといって、ずっとこのような症状なのではなくて、

長い時間をかけて段階的に症状としてあらわれてきたり、その症状も出たり出なかったりということのようですね。

そして症状が複雑に絡み合っているような印象をうけました。

ブログのちょっと上の方に書きました。

認知症ってどんな病気なのでしょう。の答えが、冒頭いきなり解明しました。

「認知症は病名ではありません。」

出典：老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室　認知症施策の現状

ドーン。( ﾟДﾟ)

病名ではないのね。( 一一)

てことは認知症って病気は存在しないのですね。

いきなり痛恨のミスを！

訂正いたします。

認知症ってどのような状態をさすのでしょう。

その答えは、

認知障害の一種で、

後天的にさまざまな要因により、

脳の機能が低下し、社会活動に支障をきたす状態。

社会活動に支障をきたす状態とは、具体的にどのような症状で現れるのかというと、

認知症の症状は脳の機能低下（機能障害）に起因する中核症状と、

それを取り巻く周辺症状(BPSD)の2つがあり、

中核症状・・・記憶障害、判断力低下、見当識障害、言語障害（失語）、失行、失認など

中核症状は誰にでも起こる症状。

記憶障害が一番初期に出やすい症状で、通常の物忘れとは違います。

（認知症と物忘れの違いはまたの機会に、その時中核症状について細かく掘り下げたいと思います）

一方の、BPSD(周辺症状)は少し複雑です。

BPSD(周辺症状)・・・Behavioral and Psychological Symptoms of Dementiaの略

脳の機能が低下することによりおきる混乱や不安からくる症状をいいます。

性格や環境の違いでその症状も人それぞれです。

介護者との関係も大きく関係します。

その例としては、

徘徊

暴力暴言

不安落ち着かない

イライラ

抑うつ

不眠

妄想

食行動異常(異食)

拒否

など。

症状の出方は個人差があるようですが、認知症患者のおよそ9割の人にBPSD(周辺症状)はみられるそうです。

出典：老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室　認知症施策の現状

認知症にはいくつかの種類があります。

（↑実はわたしあまりこのことを知りませんでした(*_*;認知症になるには何らかの原因疾患があるわけなのですね。）

認知症の主な原因疾患は

①アルツハイマー型認知症・・・およそ半数以上がこのタイプ

②血管性認知症・・・約20％

③レビー小体型認知症・・・約15％

④前頭側頭型認知症・・・2.5％

⑤その他

①～④は「４大認知症」といわれています。

⑤のその他の認知症のなかには治る可能性がある認知症もあるようです。

（認知症の種類別の特徴はまた後日別の回に詳細をまとめてみます。）

続いて日本における患者数を見てみましょう。

患者数の多さびっくり！！！

その予備軍の数、今後の患者数の試算なんて

あまりに衝撃的な数字です( ﾟДﾟ)

厚生労働省が2015年発表した認知症患者数は500万人弱

（しかもこれ2012年のデータ）

この時点で、65歳以上の高齢者の7人に一人が認知症の計算。

これに、軽度認知障害（MCI）約400万人をとたすと、

2015年のタイミングで65歳以上の高齢者の約4人に1人が認知症または予備群という計算です。

また、厚生労働省が同年に発表した試算では、

2025年65歳以上の高齢者の実に5人に1人が認知症。

その数700万人。

この数字は東京都（2016年時点）の人口のほぼ半分に当たります。

ちょ、増えすぎ！！

10年で約1.5倍ですよ？

ここからは私の勝手な推測ですが、

もし、上記の倍率で軽度の認知症患者（MIC）も増加するとすれば、

400万×1.5＝600

700+600＝1,300万（認知症またはその予備群）

つまり、65歳以上の高齢者の2～3人に一人が認知症またはその予備群ってことに？？？

そしてこの数字は東京都の人口（2016年時点）とほぼ同じ。

・・・・・・・・。（しばし絶句）

ここまでくると、他人ごとじゃいられないですよね。

現在2017年。（既に半ば）

この2025年まで、あとたったの8年。

いま私たちは、

迫る8年後の未来に備え、

正しい知識を身につけなければならない時にきていると思うのです。(´･ω･｀)

（なんか、選挙演説のよう？ｗ）

ここまで、サクッと認知症の導入部分を勉強してみましたが、

お恥ずかしい話ですが、正直知らないことばかりでした。(+_+)

もしかしたら間違えや正しくない表現をしていたらごめんなさい。

ペースは遅いかもしれませんが

（目下働く子育て中ママなもので、深夜の数時間しか時間がなくて・・・）

マイペースに勉強していくつもりなので、応援して下さったら嬉しいです。

最後になりましたが、

私は介護職に転職を考えているわけでも、

差し迫って家族が認知症の疑いがあるわけでもないのですが、

認知症について正しく知りたいと思った大きなキッカケがありました。

このお話も、いずれブログに書けたらなと思っています＾＾

ここまでお付き合いいただきありがとうございました～(*^▽^*)

第１回 認知症、初めの一歩。

第１回　認知症、初めの一歩。