通算4回目の採卵の培養結果を聞いた日から3日後、早急ではありますが
両角レディースクリニック(通称MLC)の初診に行きました
この時点では転院先を確定していなくて、初診でお話を聞いてみて合わなそうだったら他のクリニックに行こうと思っていました。
2日前にネットで予約できたので、予約は取りやすかったです。
紹介状はなくてもOKですが、これまでの採卵や移植の結果などをかなり細かく問診票に書く必要がありました。
使った薬など細かく書くのは大変でしたが、これまでの治療を振り返るいい機会になりました。
対応してくださった医師は院長先生で色々お話しを伺えました。
長くなりますのでQ&A形式で要点をまとめていきます。長文でしかも読みづらく、すみません…
Q1. これまでの結果が悪いが低AMHでも改善策はある?
A. 改善策はたくさんあります。
刺激法やトリガーで結果はかなり変わる。
これまでは刺激が弱かったと思う。
Q2. 半年前は1回の採卵で4個の胚盤胞ができたことがあった。直近の採卵では0個か1個しかできない。結果が悪くなったのは半年の間に私の卵の質が大きく下がったせい?
A. それはない。トリガーが甘かったと思う。高齢の方にはトリガーが点鼻薬だけだと効かないです。うちは高齢の方にはダブルトリガー、トリプルトリガーで成熟卵をしっかり取る対策をとる。
Q3. 1回目の採卵がふりかけで多前核が多く全滅だった。その後はずっと顕微だった。やはり顕微一択?
A. いえ、ふりかけでいきます。
むしろうちはふりかけ一択と言っていいくらい。
顕微は赤ちゃんに良くないことがわかっている。
技術が足りなくて顕微に逃げてしまいがちだけど、出来る限り自然に近いやり方がベストだと考えている。とはいえ全滅するのが心配でしょうからふりかけと顕微を半々にしたりもできます。
多前核なら精子濃度を薄くしたり対策をとります。
第一子が自然妊娠だったので私の場合は受精障害はなくふりかけで問題ないとのこと。顕微を希望すれば聞いてもらえる感じでした。
Q4. 採卵や移植のベストタイミングが休診日だった場合はどうなる?できる限り自然周期での移植を希望している。
A. 日曜は採卵も移植もやっていません。
採卵は薬でコントロールできるのでほぼ問題ない。
移植もある程度コントロールするけど10%くらいの人がキャンセルになっています。コントロールしても結果的に火曜に排卵してしまうと本来の移植日が日曜にあたるのでキャンセルになる。
ホルモン補充は赤ちゃんによくないことがわかっているので、当院は自然周期での移植を基本としている。
これは意外でした
MLCは高刺激メインで薬をガンガン使ってコントロールするクリニックの印象があったので、基本ホルモン補充なのかな?と思っていました。
Q5. PGT-Aの成功率など
A. PGT-Aについてはかなり自信を持っている。40代半ばの高齢の方でもA胚ができている。
ただしPGT-Aは赤ちゃんに負担をかける技術なので積極的にはお勧めしない。ぽんこさんがPGT-Aをやりたい理由は理解できるので、強い希望があればやりましょう。でも個人的な意見では、ぽんこさんはPGT-Aをしなくても妊娠できると思っている。
こちらのクリニックでのPGT-Aの妊娠率が高いことを確認でき安心しました。
この時、なぜPGT-Aをやりたいか聞かれました。PGT-Aについては書ききれないことが多いので別記事で補足したいと思います。
Q6. 飲んだ方が良いサプリなど
A. メラトニン、DHEAは飲んだ方がいいです。処方するので今日から飲んでください。
レスベラトロールも飲んだ方がいいです。ただし移植前にはやめてください。
サプリよりも食生活やライフスタイルが大事。
実は受精卵の質を上げるためには男性の精子が大事。食生活とか気をつけることがあるのでセミナーの動画を見ておくように旦那さんに言ってください。本来は初診に一緒に来て隣でメモを取ってないといけないのに(云々…中略)旦那さんも診察するので次回来てもらってください。
サプリだけじゃなく食生活も大事。男性の協力がとても大事ということでした。
初めてお世話になったクリニックは「スムーズな診療のため」という理由で男性の同席を禁止していたので違いにびっくり
この初診の後日、夫だけで院長初診と男性不妊の診察に行ってもらいました。
地獄の待ち時間を覚悟していましたが、
お会計までで大体2時間半くらいで終わりました。
平日だったから比較的空いていたのかもしれません。
内診と採血もして初診のお会計は48,753円也。
転院すると採血からやり直しになるのが金銭的に辛いです
感触をまとめると、
改善策はある
という心強い言葉に希望が持てる初診でした
前院ではやり方を変える必要はないと言われて絶望しかなかったけど、やっと希望が見えてきた…
意外とサバサバした雰囲気の先生でしたが
ほとんど一言、二言のやり取りで初診が終わってしまう他院とは異なり、
この先生は信頼できる!そう思いました。
他のクリニックもまだ候補には残っていましたが、初診のこの日に転院先決定
私にとってポジティブだったポイントは、
・治療方針のオプションが沢山ある
・漫然と同じ治療を繰り返さず改善策を提案してくれる
・最先端の研究に詳しく、最新の治療を取り入れている
・自然周期での移植を基本としているこれ重要でした。高刺激だけど自然周期が基本のクリニックって中々見つけられなかった。
逆にネガティブポイントとしては
・日曜日の採卵、移植ができない
・待ち時間が長い(と言われている)
・採血が上手くないかも…?(新橋夢が上手すぎ?)
こんなところです。
移植キャンセルの可能性があるのは痛いけど、治療方針に安心して通えることが一番大事なので、そこは受け入れることにしました。
自費だと連続採卵が基本だから、移植が1ヶ月キャンセルになってもすごく痛いということはないです。ただ、保険の場合は移植しないと次の採卵が出来ないので、移植キャンセルで時間をロスしてしまうのはキツいな…とは思いました。
PGT-Aやモザイク胚に関してここで書ききれなかったことがあるので、後日限定記事にしたいと思います