ここは宇宙船団オラクル。この宇宙系を行き来する為に存在し、様々な星の調査なども行っている。
 
そして、こんなことを言っている私はと言うと…


ミャーっ
と、足に擦りついてくる猫。
その猫を抱き上げて頭を撫でてあげる。
耳に鳴らない鈴を付けた私の可愛い飼い猫。
シュリム。

そして、その子を撫でる私こそが今喋っている…書いている??本人の、ユリナと申します。居住区の森林地域で静かに住まわせていただいている一般人です。
 何故人の少ないこのような場所にいるかというと…昔、私の近くに居た人が唐突に消えるという事件がありました。
理由は分かりません。しかし、私は「不可解なモノ」と言う事らしい。

 …暗い話はやめましょう。大したことではありませんでしたから。

 ところでですね?
今なぜこのようなお話を私がしているかと言いますと…


          ―アークスにスカウトされました。