説明の内容は、
①津波対策の基本的な考え方
②焼津漁港の津波対策
③防波堤の粘り強い化
④外港水門の検討
⑤胸壁の整備
説明では、
「焼津は東海地震の際、3.5mの津波高と想定され、これはレベル1津波。そこで、県はレベル1(100〜150年に一回)の津波対策の施設整備を行い減災効果を図る。
これはレベル1の津波対策ではなくレベル1を超えたことを想定。レベル2(1000年に1回)の対策は静岡県はやらない。県の税金を有効に使うため」
焼津漁港の基本方針は、
「‥人命防護と経済被害の回避の両面から、地域住民及び漁業関係者への説明・理解を得て、胸壁整備とフラップゲート式可動防波堤等による対策の検討により行う」(H28年12月、県と市で検討を確認)
「これは案で、中港は地元の人と考える。胸壁は説明会をやって理解を得る。県が勝手にやるのではなく、使っている人、住民の意見を聞いて行う」と。
(胸壁は、吉田町や三保は整備済、清水のドリームプラザのまわりは整備予定)
水門については、「ようやくH29年度から検討する予算がついた。H31年度までに検討を行い、投資効果があれば整備へ。投資効果がないとなっても、なんらかの検討はする」と。
胸壁については、H29年度から、ルートの検討と共に調査・設計・工事、地元説明の予算がついている。県は胸壁の整備を進めていきたいようです。
水門は、↑このような大波が来ると上がるもの。
質疑応答では、
◆水門をつくることの課題は何か。
◆県の水門と胸壁の整備計画の見通しは。
◆石油タンクは危なくないか?
◆一区・二区の海側に津波避難タワーがない、吉田町のような避難場所となる歩道橋の整備を。
◆黒石川の護岸のかさ上げの考えは?
などなど、質問、意見が多く出されました。
私は、多くの皆さんの意見を伺い、今回は質問を控えました。終了後県の担当者から水門と胸壁の場所やスケジュール、予算について伺いました。
今後、新庁舎関係の特別委員会があり、これまで担当部から、新庁舎建設は津波対策を万全に行う説明を繰り返し聞いていますので、今回県の津波対策ロードマップの見通しと課題、予算などについて新庁舎建設スケジュールと関連して調査していきたいと思います。