「安全保障法整備に反対」の請願が否決され、内容を理解していない「安全保障法制」意見書採択なんて | 深田ゆり子オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「くらし・福祉を第一に、命を大切にする焼津市政へ」

請願 


採択した意見書 


意見書提出者 

昨日
6月議会最終日の本会議がおこなわれました。

私は、
補正予算の生活保護2人世帯の住宅扶助の減額に関する反対討論を行いましたが
反対少数で、市長提案の議案は全て可決

その後
請願「安全保障整備反対の意見書を求める」(1枚目の写真)委員長報告が行われ
紹介議員3人が賛成 
賛成少数で否決されてしまいました。

続いて
凌雲の会(自民系)・公明党・市民派の18名提出(3枚目の写真)による
発議案「安全保障法制の整備に対する意見書」(2枚目の写真)の提案が行われ

秋山議員(無会派)と
杉田源太郎議員(共産党)が質疑を行いました。

杉田議員は
発議案の文章の内容について
①11の戦争法案の内容を理解した上での提出であるか
②閣議決定が違憲である認識はあるか
③世界のどのような脅威が我が国の安全保障に影響を及ぼすのか
④国際法を守らず侵略を繰り返してきた米国との抑止力向上は矛盾している等
質しましたが

答弁者の齋藤寛之議員は
閣議決定に基づき、しかしながら、国民の理解は得られていないため慎重審議を提出するものである・・・
他の質問もあったが、個人により、理解が異なる・・等。

杉田議員は
質問の答弁になっていない
重ねて、再質疑を行い、再答弁を求めました。


そうしましたら、
内容については
あまり、理解していない・・・と。

???
理解していないのに、意見書案を提出していいのでしょうか!?


実は、
前の日の議会運営委員会で
意見案の内容(2枚目の写真の①~③)について
具体的にどのような状況であるか、
文章に矛盾があるなど、質したところ

松本委員長が
ここは、意見書を出すかどうか図るところ
質問があるなら、明日の本会議で質疑でやってほしい・・・と。

私は
国の根幹に関わる問題であり
議会運営委員会で、
内容についてお答えできないような意見書は出すべきではない
撤回すべき!と。

しかし
個人の意見であるからと、受けとめられませんでした。

しかも、
事前に質疑の通告の提出があり、

発議案の意見書に対する事前の提出は、
私の経験では覚えがない
それでも、必要でしたら提出することを伝え

本会議の前日に要旨を提出すれば
しっかり答弁していただけることを期待しましたが・・・

当日の答弁では
質問要旨を提出してから30分以上待たされ
質問項目が多いから時間が掛かっているのだろう

でも
先ほどの答弁のように
まともな答えはなく
がっかりしました。

その後
意見書に対する反対討論(秋山・杉田議員)がおこなわれ
反対討論の間に青島議員(民主党)が
賛成討論をおこなったことに
驚きました。

自分たちは賛成ではなく
最後の三行「国民の理解が得られてない・公開性や透明性の確保・慎重審議」(2枚目の写真の⑤)に賛同するからと。

発議案の意見書は(2枚目の写真)
誰が読んでも
賛成の立場からのもの
秋山議員も反対討論で指摘

そうでなければ
表題にしっかり「慎重審議」を入れるはず

国会では民主党も「反対」で頑張っているのに
傍聴者も唖然

採決の結果
「安全保障法制の整備に対する意見書(案)」は
17人(議長除く)の賛成多数で可決

以上のように
まともに答弁できず
提出者が理解していない意見書案を採択したことは
恥ずかしい市議会と言わざるをえません。