2009年1月28日 入院10日目
朝食前、デイルームでAKさんと話しをする。
AKさんは美唄から来ている元炭鉱。心不全と不整脈の治療中だけど、虫歯の菌が心臓に悪さをしているとのことで、虫歯を18本抜かなければならない。
最近は心臓の治療より歯の治療時間の方が長く、毎日歯科に呼ばれ、歯を2~3本抜いて帰ってくる。
「やだやだ!」 と子どものように言うAKさんの姿がおもしろく、病室の他の人からもいろいろ話しかけられている人気のおじいちゃんだ。
朝食後は、5日前に入院してきたNさんと話しをする。
腎臓の機能が低下しているようで、透析の準備の為の入院らしい。
このNさん、20年くらい前に大動脈の人口血管置換手術を受けたらしい。
そして透析を始めることに、かなりショックを受けていた。
入院していると、いろいろな人がいるけど、同室の人たちと話しをすることで自分も相手の人も元気になることがあります。
自分のことを知ってくれている人がいる、話しを聞いてくれる人がいる、そう思えるだけで元気になれます。
さて、今日は午後からICDチェックです。
なので朝食は半分、昼は簡易食(パン)を取っておいてもらい、チェック後食べることになります。
11時、SN医師が来る。
午後のICDチェックで問題なしなら、明日退院OKとのこと。
そんな、急に明日退院していいと言われても無理。
なので、明後日以降の退院としてもらう。
14時 ICDチェックに呼ばれる。
ろうかでストレッチャーに乗り、1FのX線検査室へ。
すぐにいろいろな線を体につけられた。S医師。Y女医の姿が見えた。
そしてICDチャックが始まる。
「麻酔入ります」とのY女医の声。
点滴用に入れた左手の針から麻酔が入ってくるのがわかった。
これがけっこう痛い。
思わず、「いってー」 と言ってしまった。
そうすると女医が僕の左腕をさすってくれた。
あっという間に目の前がぼやけてきて、10秒くらいで眠ったと思う。
次にうっすらと気がついたのは病室。
ストレッチャーからベットに移されていた。
この時、14時50分。時間にして1時間もたっていなかった。
その後、1時間くらい眠った。
15時50分ころ目が覚めた。
看護師のKさんが、昼食の代わりの簡易食(パン)を持って来てくれた。
パンはレンジで温めてきてくれて、とってもおいしかった。
忙しい仕事の合間に、パンを温めてきてくれた配慮がうれしかった。
点滴終了後、入院時から入っていた点滴用の針も抜いてくれた。
これで、体についているものは無くなり、自由になった。
17時15分 SN医師が来てICDチェックは問題なく終わったことを聞く。
そして退院は1月30日に決まりました。