こんにちは
江古田栄町 新桜台のピアノ教室「テアトロ・ドルチェ・ジーリョ」、通称ゆり劇場の早川揺理です
いよいよ予定が込み合ってきて、お仕事のために準備する曲の、練習する優先順位もわからなくなってきている毎日です
頭が働かなくなると、自分が弾きたい曲を練習してしまうのでいけませんね
明日は何を弾くのか、把握できていなかったりします
昨日は夕方からヴァイオリンの桜井雅彦さんとお稽古をしました
2人で仕上げたい曲を練習しているのですが、私があまりにヴァイオリンの曲を知らなさ過ぎるので、色んな曲の楽譜を持って来てくださいます
その中にドビュッシー 美しい夕暮れもあり、これは歌が原曲なので、私も弾き慣れています
そしてこの曲は、ヴァイオリンに弱音器(弦に取り付けて弦の振動を少なくする機器)をつけて弾く指示があって、改めて近くで聴いてみると、ちょっと鼻がつまったような 古くさいような温かな響きがして、すごくいいなぁと思いました
他にもショパン ノクターン遺作 嬰ハ短調もありましたが、途中でてくるメロディーが6度(例えばドとレの間を2度として数え、音と音とが6つ離れた音)で動く部分は、ピアノで弾くよりヴァイオリンで聴いた方が温かな響きなんです
温かな
しか、ボキャブラリーが浮かばないのが なんとも残念ですけれど
なんとも心地いいのですよ
ヴァイオリンとピアノの音色の違いのせいなのか…
ヴィブラートのせいなのか…
平均律(ピアノ)と純正律(ヴァイオリン)の違いのせいなのか…
こういう 本当にちょっとした事で感動できるのが、生の演奏の良いところだと思います
私の周りにも、早くこの感動をおすそ分けさせていただきたいなと常々思っています
クラシック音楽だなんて、この近代化のご時世に逆らっているアナログなものですが、世界の職業にAIが進出してきても、クラシック演奏家だけはAI化されないらしいですよ
人間が演奏すれば、演奏は 気候やら体調やら なんやらで毎度違ったものが生まれます
その時にしか感じられないものを、そこにいる方と一緒に感じられることが楽しくて、演奏がやめられませんね
テアトロ・ドルチェ・ジーリョ
ゆり劇場 では新規ピアノ生徒さんを募集しています
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日頃の演奏活動や外国の演奏家の先生方との交流によって培った経験から、ピアノ奏法の問題点を一緒に解決させていただきます
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