1/31 マチネ
ミュージカル「手紙」
行ってきました。
 
 
原作
東野圭吾『手紙』
脚本・作詞  高橋知伽江
演出  藤田俊太郎
作曲・音楽監督・作詞  深沢桂子
 
武島直貴(弟)  太田基裕
武島剛志(兄) 吉原光夫
 
 
 
書き上げた感想が一瞬で消えましたあせる
 
 
あまりにショックで
立ち直るまでに時間がかかりました(^^;)
何とか書き直したので簡単に
 
 
 
昨年、評判は聞いていたものの、暗そう・・・
と迷っているうちにチケットがなくなってしまい
とても後悔したので、
今年は絶対観に行くぞ!と
フランケン東京公演が終わるのを待って行ってきました。
 
 
 
演出は『ジャージーボーイズ』の藤田さん
兄剛志 吉原光夫さん
弟直貴 太田基裕さん
太田くんがする役は今までちょっとオネエ系が入っている(笑)印象があったので
今回どのように演じるのかとても楽しみにしていました。
 
少しネタバレあります。
 
 
始めから太田くんの直貴を見ただけでうるうるしてしまいました。
もっくんが直貴なんですよね。
繊細で線が細く、穏やかで、健気
自分を大学に入れるために働いてくれている兄を慕い、ピュアな様子を見ていると
これから彼に起こることを考え、すでにこみあげてくるものがありました。
 
兄が起こした強盗殺人事件
殺人者の家族ということで、ことごとく希望、夢を奪われていく
立ち直ってまた希望を持ってもまたつぶされる。
家族と言うだけでここまでの仕打ちをされてもいいのだろうか?
と思う反面、差別をしている会社の人、バンドの仲間、子供の周りの人達の気持ちも
よくわかる。
 
もし私だったら・・・
頭では弟は犯人ではないのだから関係ないと思っていても
きっと同じように行動してしまうと思う
特に子供のことが絡んだら・・・
仕方の無いことかなと思える場面もある。
 
 
刑務所での公演の場面
2階にいる直貴にスポットが当たり兄を一生懸命探しているようす
下にいる兄剛志の
自分が苦しめてしまった弟を見ている表情が
たまらないほどの苦渋の表情をしていて
その顔を見たらあまりに兄も弟もかわいそうで
嗚咽しそうになり
それ以上見られませんでした。
 
今でもあの兄、剛志を思い出すと泣けてきます。
 
 
一生懸命誠実に生きて頑張っても
認めてもらえない。
 
許し・・・難しいですね。
 
でも与えられた環境の中で精一杯生きていくということ。
 
最後は家族の愛が救いでした
 
 
 
直貴の心情を考えると辛く、考えさせられるミュージカルですが
何度も見たいと思わせてくれるミュージカルです。
 
もう一度観に行く予定にしていたのですが
都合で行くことができませんでした。
 
太田くんと柳下くんの直貴は全然違うと聞いています。
両方見られなかったのは本当に残念。
 
そして
2016年はどんな演出だったのだろうかと気になるので
DVD購入しようと思います。
 
語彙力ないので上手くいえませんが
演出に才能溢れている感じがしました。
 
立体的で空間を上手く使い、木枠の部屋、箱?を使って
直貴と兄が考えていること、周囲の人々が考えていることが一つの場面で
目、耳に入ってくるのはとてもわかりやすかったです。
 
 
舞台を見たときに、こういう才能溢れる舞台は海外進出してほしいと思ったら、
HPに海外進出を狙うと書いてありました。
 
音楽もきれいなメロディでよかったし、
皆さん、歌、演技、熱が凄かった。
 
日本語の歌詞がストレスなく伝わるというのはとてもいいなあと
あらためて感じた日本のミュージカルでした。
 
 
ということで
藤田さんの作品はこれからも追いかけていきたい!
 
今まで見たことがない
「ピーターパン」!!(←クリックで飛びます)
今年は藤田さんの演出なんですよね。
 
観に行きます音譜