こんばんは
打って変わって真面目っ子ゆりですアホな記事との落差をもはや楽しんでいただきたい笑
これまで子宮頸がんのことを何回か記事に書いたら、がんで闘病中の方からもフォローいただいたりして…恐縮です
オイラの場合は経過観察だし、基本的に超健康で、しかもこんな非常識なブログを書いている人間なので、日々一生懸命がんと闘っている方を前になんだか本当に申し訳ないです
こんなんでも楽しんで読んでもらえたらありがたいです
で、今回は「がん治療の病院選び」についての読書メモです📕
以前読んだこの本でがん治療については大体わかったのだけど、じゃあ実際病院って何を基準に選べばいいのか?はあんまりわからなくて…
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で、図書館で借りたのがこの本
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こちらも真っ当なことが書かれている正しい本でしたのでご安心を
ということで、本の内容をざっくりお話しします
病院選びは医師選び
がんは死亡原因の一位ですが、治る方もいるし、がんを抱えたまま天寿をまっとうする方も珍しくありません。
がんは治療期間の長い病気なので、手術する病院と普段の病院を使い分けることもありえます。
近所で通いやすく相性のいい医師のいる病院を探すことをおすすめします🏥
病院ごとの特徴
大学附属病院・総合病院
地元の総合病院の多くは大学病院の傘下で、大学病院から医師が派遣されていることがほとんど=大学病院に準ずる診療が受けられます
大学病院の医師は週一で地元の総合病院や個人医院にアルバイトに出向きます。これは医師の世界の慣習のようなもので、常勤している有名病院では予約がなかなかできない医師でも、運良く地元の総合病院に来ていて簡単に診てもらえることもありますへぇー!
熟練の医師に長い期間にわたって主治医になってもらえるメリットもあり、地元の総合病院は多くの経験を積んだ医師がいるいい選択肢でもあります。
専門クリニック・がんセンター
治験などで多数の症例を集めることを目的としている病院です。珍しいがん、ここでしかできない治療を希望する場合に向いています🫀
しかしがん治療の専門機関であるため、他に持病を抱えている人には向きません。いろんな診療科でチームを組み、横断的に治療していくのが特徴です。
医師の選び方
がんの種類によって医師選びは変わってきます。
例えばすい臓がんなどの治療が難しいがんは、知識や経験のある医師を探すことから始まります。
こういった医師選びで一つ指標となるのは「専門医制度」です美容記事でも何回か取り上げています!
専門医とは所属する学会が認めたスペシャリストのことです(聞くところによるとほぼ無給で何年もの研修が必要という結構大変なものだそう)。
専門医を指導する立場の人は指導医です
医師の経歴を見れば書いてありますので必ずチェックしましょう
例えば手術を受けるのであれば、以下の専門医が該当しますが、
胃がん、大腸がん、肝臓がん=消化器外科専門医
肺がん=呼吸器外科専門医
乳がん=乳腺専門医
その中でも特に何を得意としているかは手術症例を参考に見るといいでしょう
抗がん剤治療は腫瘍内科医が専門医となります。手術か抗がん剤かで治療方針が対立することもあるそうなので、医師同士が連携してくれるかも重要になりますたらい回しはイヤよ〜
ランキング本は病院別ではなく臓器別で見ると◎です📕
その部位で自分が行いたい施術方法を取り入れているか?入院日数が長すぎたり短すぎたりしていないか?などを確認しましょう🔍
※これはこの本じゃなかったかもしれないけど、腹腔鏡手術やロボット手術=いいとは一概に言えません。開腹して分かることも多いので、がんの種類や部位、範囲などにもよるそうです。また医師によって得意不得意もあるので、治療方針についてはセカンドオピニオンを取ると◎です。
失敗しないためのポイント
医師選びは対話が一番重要です。
セカンドオピニオンを取る場合も含めて、医師から治療方針を聞く場合は、自分でもある程度勉強して、わからないことを数点あらかじめメモしてから診察に臨むことをお勧めします📝これは美容医療でも同じ!
そのほかに以下のポイントがあります
・自分のがんの状態を正しく知ること
組織型、大きさや深さ、できている部位、進行の程度を把握しておきます
・ライフスタイルを決めること
入院したいのか?家族の支援はどの程度あるのか?仕事はどうしたいのか?
医師に自分の状況や希望を伝えることで、満足のいく治療方針になります
・治療方法について知ること
治療方法がもうないと言われたら、それは大抵の場合、手の施しようがないという意味ではなく、ガイドラインのグレードABの推奨されている標準治療を終えたという意味です。グレードCDは残っています
ガイドラインには何の科学的根拠もないものは載りません。トンデモ療法はもちろんありません。
がんは千差万別なので、グレードCDでも科学的なデータが蓄積されることで、今後標準治療になる可能性もあります
これを頭に入れておくだけでも絶望せず、選択肢が広がります。
あまり知られていないこと
がんになった後の検診について
がんは発生した臓器によって転移する臓器が決まっています。
その臓器は保険で検査を行いますが、転移の可能性のない臓器は自分で定期的に健診を受ける必要があるので、注意が必要です⚠️血液に乗って他の臓器に転移することもあるのでね
肺がん検査は胸部CTを
喫煙している、もしくは喫煙していた方は40歳を過ぎたら胸部CTを受けることをお勧めします。
X線では肺の70%しか確認できず、ガンも進行した状態にならないと明らかになりません
肺がんのスクリーニングとしてぜひ胸部CTを受けてください。
以上です
がん治療についても詳しく書いてありましたが、先日読んだ本とほとんど同じだったので割愛しました!
おまけでこちらの本も読んだので軽く紹介します📘
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この本は元慶應義塾大学病院放射線科医師の「近藤誠」氏のトンデモ説を否定する目的で書かれているようです
近藤医師はがんの標準治療に反対して、手術なんかしちゃダメ!殺されるぞ!みたいな強い意見を言う人オイラは知らないけど、昔はメディアにたくさん出ていたみたい
この近藤医師の話を信じた多くの有名人が、早期に治療していれば治せたがんで亡くなっているそうです
この本の中で腹落ちしたのはここです。
がん患者さんは緩和ケアによって、そのQOLを死の間際までずっとパラレル【平行】に保つことができるというものです。
自立や正常活動がほぼ困難になって寝たきりになるのは、死亡2〜3週間前に急に訪れます。
1ヶ月くらい前までは趣味や旅行も十分可能なのです。この時期は患者さんや家族にとっても非常に大切な時間であり、無理をして抗がん剤治療が行われるべきではないと考えます。
がんで亡くなった有名人のブログを見ていても、元気そうだったのにある時急激に悪化して、そのまま亡くなる印象があったのよね
最後まで希望を失わずに治療することだけが正しい選択ではないんだと思う。
自分に置き換えてみても、もし治る見込みが少なくて残された時間が限られているのなら、苦しい治療を続けるよりも仲良しの人に会っておきたいし、大好きな人達と楽しい思い出を作っておきたい。あぁ生きててよかったなって思いたい
長生き=幸せとは限らないし、何が幸せかはやっぱり主観的な解釈なのよね(アドラー心理学)。
だから病気になった時に一番大切なのは「対話」という話に戻るわけです
で、あとは子宮頸がんワクチンについても触れていて、重篤な副反応は10万人に1.5人。この数値を見て正しい判断をすべき、と訴えられていました💉
日本で子宮頸がんに罹患するのは約73人に1人です。
がんは怖い、抗がん剤は怖い、ワクチンは怖いっていう偏見や先入観のみで、いつまでもワイドショーネタのように扱うのはもう辞めませんか?っていうのが大場先生の意見ですわかる
トンデモ療法を疑い始めた人はぜひ読んでいただきたいです
データに基づいてしっかりと主張されています。
以上です!
がんはとっても身近な病気なので、正しい知識を知っておくといざって時に焦らなくていいね
この記事が少しでもみなさんにお役に立てれば幸いです
それでは♡
▼子宮頸がんテーマ(病気から名前を変えました!)