あけましておめでとうございます
今年はお正月から大きな地震がありましたね皆様の無事を祈っております
さてさて、ついにブログテーマに「病気」を作ってしまいました
ちょっと長い付き合いになりそうだし、やっぱり美容とは種類が違うからさ
これまでの子宮頸がんに関する記事、今後の治療についてのレポは「病気」テーマにしますので、よろしくお願いします
さて、子宮頸がん検診に引っかかったオイラですが、がんについての知識はゼロ
そもそもがんってなんだろう?ってところから、勉強していきたいと思っとります
そこでまず図書館で借りて読んでみたのがこちらの本📕
↓
最初に読んだ本がこれでよかった
ネットでも本でも、がんはトンデモ療法が蔓延してるみたいでしてね◯◯でがんが消えた!とかよく見かけるよね…
こんなのに振り回されたら命をも危険に晒すわけで、まずは正しい知識をちゃんと身につけることが大事
ってことで、がんの基礎知識をざっくりまとめていきたいと思います。
詳しく知りたい方は本をご覧くださいね!
がんの原因は?
なんでがんになってしまうのか?
タバコも吸わない、お酒も飲まない、がん家系でもない、でもがんになったという人は実は多くいます。
がんの原因は主にこの3つ。
がんができる三大要因
①外的要因(タバコ・アルコール・ウイルス)
②遺伝的要因
③偶発的要因
がんの種類によって要因の割合は大きく異なりますが、ほとんどの種類のがんで偶発的要因が最大の要因になっています。
日本には因果応報の考えがあるから、それで自責の念を感じてしまう人が多いのですが、誰のせいでも過去の行いのせいでもありません。
もっと具体的に言うと、がんの原因は偶然起こる「プログラムエラーの蓄積」です。
健康でも子どものうちから正常細胞に遺伝子異常が起こり始め、加齢とともに徐々に蓄積されていくとされています。
ですから、もし自分や家族ががんになった時、自分を責めないマインドが大切です
がんの治療とは?
がん治療は保険が適用される治療法(標準治療)こそ最高の方法です
なぜなら新しい治療薬は世界中でどんどん開発されていますが、数々の試験を通過して標準治療として認められるのは1万個に1個レベル
本当に効果のある薬はスーパーエリートであり、抗がん剤一つを開発するのに700〜800億円かかっています
新しい薬だから効くというわけでもなく、保険適用されていない自費の高価な薬が効くわけでもありません。
がんの主な治療方法は以下です。
がん治療の三大治療
①手術
②放射線治療
③抗がん剤治療
抗がん剤はがんの種類によって向き不向きがあります。
副作用は吐き気、脱毛、白血球減少ですが、吐き気を抑える薬や脱毛を抑える頭の冷却装置、白血球減少に対応する抗生物質なども開発され、以前と比べて副作用のコントロールも確実に進歩しています。
がんは小さくても容易に他の部位に転移する性質があるので、局所的に治しても目に見えないレベルの小さながん細胞がひっそりと他の臓器に転移し、後から出現することがしばしばあります。
そのため手術だけではなく、全身治療できる抗がん剤治療を組み合わせることがよくあります
日本は海外と比べて遅れているのかというと、0.4年ほどしか治療の遅れはありません(2017年時点)
しかし先進諸国の中で日本は抗がん剤治療の専門医(腫瘍内科医)が一番少ないことが課題になっています
日本でがん治療をするなら、がん診療連携拠点病院で腫瘍内科医が在籍するところを探すのがいいでしょう。
そして「緩和ケア」は末期のがん患者が受けるイメージがありますが、早期からの緩和ケアで生活の質が上がり、抗がん剤が減ることもわかっています
緩和ケアに力を入れている病院を選ぶことも大切です。
食事やサプリでがんは治るのか?
ネットにはいろんな情報が出ていますが、食生活でがんになるリスクが上がる/下がるはあるけれども、がんになった人を食事で治すことはできません。
例えば巷には以下のような食事療法がありますが、治癒効果はありません
糖質制限、コーヒー浣腸、マクロビ、にんじんジュース、野菜、ビタミンC、ブロメライン、エイジアック、レートリル、サメや牛の軟骨
アルコールは少量なら体によい、とよく言われますがそれは脳梗塞や心筋梗塞に対してであり、がんに対しては少量でもリスクが上がります(特に乳がん)
お酒はゼロが最も健康によいのですが、お酒が好きな人はできるだけ控えめにするといいでしょう。
また健康的な食事はがん予防になります
がん予防になる健康的な食事
果物、野菜、全粒穀物のような精製されていない炭水化物、魚、豆類、ナッツを多く摂取し、
赤い肉や加工肉(4本足の動物の肉、ベーコンやハムソーセージなど)を控えめにする
赤い肉や加工肉(4本足の動物の肉、ベーコンやハムソーセージなど)を控えめにする
トンデモ医療に騙されないで
実は教育レベルや収入が高い人ほど、様々な情報を調べるために怪しいがん治療法にだまされやすいというデータがあります。
ネットも本も非常識なものほど売れる世の中です。高額な治療でお金を騙し取ろうとする医者も残念ながらいます
本では怪しいがん治療の見分け方も書かれていましたが、標準医療を選んでいたら基本は間違いありません。
それからがん診療連携拠点病院で腫瘍内科医が在籍するところね!
体の不調は怖いから放置する人も多いのですが、放置していいことは一つもありません。
がんは種類によって進行の速度が違います
検診が向いてるのはゆっくり進行するがん(乳がん、大腸がん、子宮頸がん、肺がん、胃がん)です。
しかしそのがんの中でも急速に進むがんもあれば、ほとんど進行しないがんもあり、がんと診断された時点ではわからないからややこしいことになっています
進行しないがんは治療する必要もないのに、過剰に治療されることもあります。
このあたりの見極めが医者の腕…なんですな。
ちなみに民間の検診については受けなくていいです。
腫瘍マーカー検診(感度が低すぎる)
PSA検診(死亡率を減らさない)
PET検査(見逃しが多い)
以上となります
子宮頸がんはがんになる前の異形成の段階で取り除くことができるから、検診がとても大事
ただもし円錐切除手術となった場合、取り出した組織を検査して、がんが見つかれば再手術や抗がん剤治療もありえます
オイラはまだどうなるか分からなくて…
怖いよう…
がんと言われたら誰でも藁にもすがりたくなるけれど、トンデモ療法には騙されないように注意しなければ
新年早々、怖い話をしちゃってごめんなさい
参考になれば幸いです!
以下は本でも紹介されていた正しい情報サイトです。
▼がん情報サービス
▼日本緩和医療学会
▼病気テーマ