五右衛門パスタ。


美味しかったニコニコ 




昨日、父の告別式が終わりました。


前回の続き…



マッサージを受けたが気持ち良くなかったと言う父。断ってくれと言われたその日の夕方…


昼間、前日に知らない人を呼んだためなのか母に暴力を振るった父。


夕方、お風呂に入ったら温度がぬるいと怒り出した。もしかしたら昼間に施工士さんを呼んだこともあり機嫌が悪かったのかも知れない。


とにかくぬるいお風呂が気に食わない父は怒鳴るだけでなく、湯船のお湯を洗面器で掬い脱衣所から隣のキッチンに撒き始めた。


母は2階に住む弟家族に助けを求めた。(弟は2019年に他界)お嫁さんと、20歳の姪っ子、17歳の甥っ子が来て一緒に止めに入った。母は私や姉にも電話してきた。私も急いで🚗を走らせた。私が一番遅く、着いた時には上半身裸で下半身はズボンを履いて横たわっている父がいた。姉の一緒に連れてきた30歳の甥っ子が父を優しく抑えていた。


聞くところによると、湯船のお湯だけでなくシャワーを使って脱衣所やキッチンにお湯を撒き始めたので、17歳の甥っ子がお風呂場の入り口を閉めたところ、ドアを蹴りあげプラスチックでできている扉を割ったらしい。そこに30歳の甥っ子が来て、なだめながらお風呂場から出し身体を拭き、パンツとズボンを履かせることまではできた様だ。


父の顔は怖く、目がつりあがり、そこにいるのは父の姿をした悪魔が乗り移っている様に感じた。こんなこと言うのは酷いかも知れないが、私の知っている父ではなかった。


その後上半身に服を着せようと試みたが、拒んで、母が近寄るものなら、腕は私と甥っ子で掴んでいたので殴ることはできないが、寝たままの態勢で蹴ろうとしたりかかと落とししようとしたり…父の目はずっと母を追っていた。


姉は母が心配だからと泊まることにした。

私は甥っ子を送りながら自宅に帰った。


翌朝4時頃、姉から電話。

「今から◯◯ちゃん(私)ちにお母さんを連れて行っていい?」話を聞いたところ、夜中父は母を目で追いスキあらば何かしようという状態だったらしい。姉は一睡もせず見張っていたらしい。そんな姉、仕事のため帰らねばならないので母を置いておけずに我が家に避難させた。


母も殆ど寝てなかったのだろう。ソファーでウトウト。


私は前日実家に向かう前に警察に相談していた。 

次は警察を呼ぼうと決めていた。冷たい娘だ。でももう私たちにはどうにもできない。母に何かあってからでは遅い。


その日、母は内科の定期検診の日。迎えのバスが9時半には来る。その前には実家に戻らねばならない。


私は計画を立てた。実家に送るが、母は2階の弟家族の家で待機して時間になったら迎えのバスに乗ってこっそり病院に行って!と。義妹に鍵のある場所を聞いていた。母にも教え、2階の玄関の前でそっと母を下ろす予定だった。ところが!実家に行ったところ、玄関前で上半身裸の父が杖を片手に仁王立ちしている。母の帰りを目を光らして待っている。私は後部席の母に「隠れて!」と言い一旦実家を通り過ぎた。Uターンし。また実家に行ったところ父は家の中に入っていた。急いで母には2階の玄関の方に行かせて私は父のもとに。

父はベットで片手に杖を持ったまま横になっていた。「おとうさん!」と言う私に「お母さんは?」と言う父。散々母に△△(母の生まれ故郷)に帰れと言っていた父だったので、「△△に帰ったよ」と言うと「何故だ!」「お父さんが帰れって言ったから」こんな問答がずっと繰り返された。僅か数分の間に何度繰り返されただろう…

「俺はそんなこと言ったことない」

「そうか、二度とうちには帰ってくるなと言え」

「すぐに帰ってこいと言え」 などその度父は違うことを言う。そしてその間ずっと片手に持った杖で寝たまま、窓際の障子の紙に突き刺し破っていた。仕舞いには紙が全部破れ障子の桟を壊し出した。そして器用にも杖で敷居から障子を外し投げつけてきた。


私は決断した。警察に電話した。

 

あっていたのか、間違っていたのか。結局この決断が全ての糸口になったのだから。ずっとずっと後悔しか残らない…