母の日。
長女からラベンダー🪻。私の好きな花
ありがとう😊
1月13日 納体袋に包まれ棺に入った旦那が家に帰って来た。
どうしても家に戻したかった。
ベッドに寝かせたかった。
だがまだ棺から出すことは許可されていなかった。
長女が、霊安室から葬儀屋さんに電話し、旦那を迎えに来てくれ、我が家に運んでくれた。
慌てて和室を片付け、棺を置き納体袋に包まれたままの旦那を納棺。
死装束をさせてあげることもできなかった。
棺の小窓だけ開いていて袋越しに顔だけ見れる。
葬儀屋さんが慣れた手際で白い布を敷いた台を設置。蝋燭や香炉等置き簡単に説明をし、また翌日来ますと帰って行った。
10時間前に居た場所に帰ってきた旦那。
夢?悪夢?
病院ではお医者さんや看護師さん事務員さんの言われるがままに、その後は葬儀屋さんの言われるがままに次々と事が進んでいく。
4人の娘がやらねば!とばかりに動いてくれている。
その日は棺の横で添い寝した。
朝起きたら旦那の口は閉じていた。
昨夜は人工呼吸器を抜いたばかりでポカンと開いていた口。今朝はキチンと閉じ、穏やかな顔をしている。
とてもいい顔。エンゼルケアをしてもらったからもあるが、元々色白の旦那。とても綺麗だった。
娘達も次々起きてきて
『パパおはよう!』とお線香をあげていく。
お昼前に葬儀屋さんが来て、やることを次々教えてくれる。4人娘と私でしっかり聞き話し合う。
お通夜、告別式は1週間後に決まった。
今考えると、1週間もあったのにあれこれ目一杯時間掛けて事が進んだ。亡くなった日にお通夜、翌日告別式なんて方もいるが凄いなぁって思う。
そして我が家には1週間ありがたかった。1日でも長く一緒にいたかったからとても大切な1週間だった。
亡くなった日が金曜日。翌日、翌々日の土日には親族や友人、ご近所の方がお焼香に見え、私がお相手するので4人娘はそれぞれお茶入れや家事、告別式に向けての準備等してくれて本当にありがたかった。
更に翌日の月曜日には会社関連に連絡。自宅まで会いに来てくれる方もいてお通夜前日まで人が絶えなかった。
私は1週間、棺の横で添い寝をした。
32年間の結婚生活の最後の1週間だった。