高校一年生、 16歳。




歌をやる前。






こんなきっかけを
なぜか突然くれるのは いつも父で


偶然見つけてくれた

NHKのど自慢という番組が

長野に来るよ と。




「え、テレビ?!出たい!」


なんて気持ちだけで 応募しました。



当時よく聴いていた
いきものがかりさんの曲を歌いました


「コイスルオトメ」という
まっすぐな恋の唄でした。





まさかの地区大会出場、


テレビに出られる日がやってきて



初めての、生放送


母の誕生日の日のことでした。






高校一年生の終わり。



えええ、というテンポで

その ”きっかけ” は
私を連れていきました。




NHKホールである  のど自慢の

''全国大会” に出られることになって


歌がまともに歌えない当時の私を、
選んでくれたNHKのみなさんに

なぜ、と聞き返したくなるほどだけど




大きな舞台に立てることが

本当に本当に 嬉しくて、

毎日毎日、学校帰ってきたら

ずーーっとピアノの部屋に篭って

ずーーっと ずーーっと

練習していました。



母に歌をみてもらったりして
自分になっとくがいかなくて

ボールペンを三本ぐらい

真っ二つに折った日もあって


(真実)



チャンピオンになりたい気持ちは

全くもって なかったけれど


でも、なぜか、本当に真剣でした。







あのNHKホールの真ん中に立ったとき

見えたのは まあるい白いライト。


それだけ。




歌っていたその瞬間の

記憶が全く抜けているほど

自分を忘れて、
ただそこだけを見ながら

ただ まっすぐ まっすぐ

歌っていた気がします



歌ったあと 袖にいって

安心と解放で、泣き崩れました






そして

審査員だった

森公美子さんからの言葉が


わたしを 少しずつ 少しずつ

変えていきました。





それが どこに向かってるのか

その時はまだわからなかったけれど



夢を探すことに、

自分の場所を見つけるのに、



”本気” になっていきました。










ワンマンライブが終わって

3日たちました。



平日なのに、、

観に来てくれた たくさんの人たち。


たくさん協力してくださった
440のスタッフの皆さんや

この場所まで繋いできてくれた人たち。


そのひとりひとりに

ありがとうの思いを込めたいと

本当に あっという間に終わった
ワンマンライブだったと思います。





あの日を言葉であらわすのが

本当に本当に 難しくて

ただ 抜け殻になった自分を埋めようと

本や映画を、ひたすら観ていました



とある方から メールをいただいて

そのひとことひとことに

止まっていた心が動いて

やっと言葉にする勇気が出ました。



立ち上がるとき

何回わたしは

人のチカラを借りるんだろうと

ちょっと情けなくもなりました、









東京へ出て 5年経ち



仲間や友達はたくさんいたけど

いつもなぜか、どっかで寂しかった私を

さらけ出して 居場所にしてくれたのが

ピアノの前にすわって

”自分で曲を作って歌うこと” でした。




それを 聴いてもらって

なぜか泣いてくれている友達をみて、

もしかしたら自分がやりたいことは

これなのかもしれないと



進んでいきました。






がむしゃらに がむしゃらに

前だけ向いて


周りの人たちが言うことに

真剣に向き合って 吸収して。



本当に 誰にも負けたくなくて


だれになんと言われようと

グッと内に押さえて


ただただまっすぐ


やってきました。








ちっちゃい頃みていた


NHKみんなのうた

にもしてもらいました。



それはのど自慢のコネとかじゃなくて

まったく別。


東京で出会って
本当に愛を持って接してくれた

たくさんの大人の方達のおかげです。







時が過ぎていって






” まっすぐ ” が


上手になっていきました





バカだからこそ

今でも わたしは 

とっても不注意で

まっすぐにしか進めなくて




いつしか

居場所だったモノも、

離したくなったり





気づかないうちに


グッと内に押さえてきたモノも

固まって  吐き出せなくなって

わたしでさえも

気づかなくなりました





ずっと 気づかないようにしてました


隠すのだって、


上手になりました。








でもそれは 早い早いペースで進んでいく

時間がそうさせたのか

大人になったからなのか

わたしが わたしだからなのか、




わからないけど









それを全部全部、



ぐしゃぐしゃになったっていいから



吐き出したその瞬間に、




私の声は


誰かのところに

届くのかもしれないのに



忘れていたんです。















あの日のワンマンライブは



ひとことで表せないモノがありました、



ステージに上がって


そこにあったのは

たくさんの人たちの

優しくて あったかい視線。





いいのか悪いのか、


その視線を受けて



YuReeNaではなく


普通の人間

武井 友里奈に戻ってしまって


冒頭で泣きそうになってしまいました








場面を思い出すと

そりゃいろいろあるけど、



あの日に後悔はないです。





ちょっとでも


固まっていた 何かが

ハミ出た瞬間があって、






ただ、ひとつ


みんなに五年間分の


ありがとうを、って


進んできた分の ステージだったから。











23歳で 成功しなかったら


音楽はやめると言って



長野を出てきました。





だからこその想いが

7日にはあったんだ。








母ちゃん、父ちゃん


ごめんなさい





もうちょっと 



もうちょっとだけ



友里奈に時間をください







自分の場所に

辿りつくまで





まだわたし、


頑張れると思うし




まだまだ




友里奈、



こんなもんじゃねぇ、って






このワンマンで

思ってしまいました。










わたしに関わってくれた

多くの人たちや


応援してくれてるみなさん




いつも、

ゆっくりゆっくりなわたしで

ごめんなさい





のんびりしてるわけじゃないんです






ただ、しっかりしっかり


よし、ってなるまで、


見つけられるまで、





人より時間がかかるし




その分


見つけた瞬間、





ガッと    進めるエネルギーは


誰にも負けないです














”自分の場所” に 着くまで



もうちょっと


走りたいと思います。









”頑張る” って

難しい、



前だけ向くのは

難しい、





まっすぐ   って


本当に難しい。






楽しいことばっかじゃダメだし


苦しいことばっかじゃダメだし



なんかもうわかんないよね!!!!





でも 今日も


誰かのチカラをもらって



私は 逃げていた自分と向き合えたし

ブログを、書いています。








今までも、これからも、


私と出会ってくれた全ての人たち



ぜーんぶ、


意味があるとわかる その日まで





友里奈、

歩きます。




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この日、ここに集まってくれたみんな


遠くから行けなくても
全力で祈っててくれた 人たちも



本当に 本当に

ありがとうございました。☺︎



そして、今日からも、また。

よろしくお願いします!



明日からまた。

自分の居場所に  すわって

向き合おうと思います


ワンマンのCD、頼んでくれた方には
順番に送るので待っててくださいね☺︎

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最後に。




asahi group さんの

「Go beyond,超え続けろ」という

コンセプトのCMソングに


YuReeNaの『ユメレッシャ』を、
選んでいただきました



本当に本当に、嬉しいです!!!




ぐすん


今日からもう 流れてるみたい!








超え続けます。





Go 
beyond!!

いぇい!!



ゆ。