こちらに伺ったのは暮れの押し迫った2022年12月末。
もう年明けの縁起物の準備がされていて、人はけっこう多かったですね。
私は「ここがあの有名な深川不動さんか〜」という感じだったけど、
護摩祈祷に参加したかったのでひとまず中へ。
入り口から大きな内仏殿へ上がると、順路があって仏像が並んでいたり、梵字がライトで照らされている石橋を渡れたり、アトラクションぽい楽しさがありました
こんな感じなのね〜。
半地下に下る形で、大太鼓の据え付けられたステージのような祈祷所(なんていうのかな)があり、護摩祈祷が始まる時間に合わせてたくさんの座席に参加者が着席していきます。
御本尊にまっすぐ向かう中央部分の席はいっぱいで、
私はちょっと出遅れた感じだったので前方はじっこの席に着席しました。
このとき、気持ちは・・・
病院で処置を受けた母の様子(口から管を入れられて苦しそう、意識が朦朧としている感じ、病院着がとても寒そうに見えた)などが頭にちらついて
とても重苦しくて心配でいっぱいでした。
母の苦しさが少しでも減ったらいいと願いながら、自分の気持ちも少し軽くなればいいと思っていたのは本当です。
とりあえず苦しい処置が早く終わりますように、
治りますように、早く退院できますように・・・
と願っていたところ、そのご祈祷が!
数名のお坊さんが合わせて唱えるお経、ドンガドンガ打ち鳴らされる大太鼓、
ボーボーに燃やされる炎、法螺貝ブオーブオーで
重苦しさを吹っ飛ばすライブ感溢れるド迫力だったのでした(笑)
こういうのめっちゃ好きー!!!
お坊さんたちが一心に唱えてくださる般若心経がすごく沁みたし、
自分も口の中で一緒に唱えられることが嬉しかった。
そして、私にはわからないけど、きっと今
御本尊の不動明王がみんなの頭をわしわしと撫でてくれているんだろうな、
と思ったら涙が出ましたよ
終了後は放心状態になるぐらい、とっても素晴らしいご祈祷だったのでした。
(3につづく)