観光客は全然いなくて、地元のイタリア人で賑わうような中心地からちょっと離れたイタリアンレストランやピッツェリアに行くとよく見かけるのが、70歳を超えているか、と思われるおじいさんのカメリエレ(ウェイター)。その奥さんか、と思われるこれもまたおばあさんが、レジをやっていたり....
昔から家族経営でやっている、いかにも「典型的庶民的なイタリアのレストラン」という空気がしている。おじいさんだからって、オーダーを間違えたりもしないし、料理を運ぶのもあぶなっかしいこともなく、ぼったくりなどもないし、何の問題もないのだけど、働いているのがおじいさんだらけのレストラン、日本では見ない光景だろうな、と思う。
逆に、中華の店に行くと、若い女の子のウェイトレスが多い。おじいさんは見かけない。(引退して中国に帰っているのだろうか?)
中心地のレストランは外国人を雇うお店が増えている。給料が安くてすむからか、長時間労働も、労働法に外れることも可能だからか....
道理で働いていないイタリアの若者が増えているというのは、そういうことも原因なのだろう。