ヴェネツィア広場に面したバス停の前にある建物。
ここの蔵書は全部、考古学、美術史に関するもので、その数もすごいし、また古書もあって感動する。
イタリア、ローマの考古学、美術史に関することで、ここの蔵書の持つ情報に比べたら、インターネットで調べられる程度の情報というのは氷山の一角にすぎない。全く有名でもない場所や教会や人名についても"出てくる、出てくる"という感じなのだ。


利用の仕方、なのだけど、入り口を入って、奥左の階段を昇ると受付があり、身分証明書(パスポート)と引き換えにロッカーの鍵をもらい、名前をノートに記入する。
ロッカーに荷物を預け、あとは自由に閲覧できる。


もし、何か調べ物をするときは、図書カードみたいなカードの整理された棚があって、「人名」とかアルファベット別に分類されているので、そこで何の本を探せばいいか、見つける。(このカードが手書きで、それもカリグラフィーの美しい年代物。初めて見たときは感動しました。しかも本のタイトルだけでなく、章や内容の細部までインターネットのように網羅している。最近はこの図書館も蔵書はコンピュータ管理しているようですが。)所定の用紙があるので、それに読みたい本を記入。(タイトル、作者、発行年、号、など)
記入した用紙を奥の部屋の受付にもってリクエストする。(何分かかる?と聞いて、それまでぶらぶら画集とか見て時間をつぶす。だいたい15分-30分かかる。)
本によっては1階奥右側と1階手前左の部屋に所蔵のものがあり、その場合はあまり待たなくて本が出てくる。
本は全部貸し出し禁止! なので、読むだけ。必要なら書き写したり、コピーを頼むこともできる。ノートパソコン持参で、書き写している人も多い。というのは、コピーを依頼すると(これも所定の用紙に、何ページから何ページまでとか書き込まなければならず、コピーができるのが翌日以降だったりするから。)さらに、古い本(1940年代以前のものとか)コピーも禁止で、その場合、CDに電子コピーを依頼できるのだけど、もちろん高い。(いくらか忘れた)
イタリア美術史に興味がある人はもちろん、図書館好きだけど、イタリア語だと...という人でも、画集がたくさんあるので、時間があったらお薦めの場所です。イタリア語の他に英語その他外国語の蔵書もあります。

Biblioteca di Archeologia e storia d'arte
Pizza Venezia 3

http://www.archeologica.librari.beniculturali.it
開館時間 月-金 9:30-17:00
     土  9:30-13:30