江ノ電乗車

 

 先月、かねてより望んでいた江ノ島観光が実現できました。JR鎌倉駅から江ノ電に乗車し江ノ島駅へ。テレビや雑誌等で江ノ電沿線の魅力については、幾度も目にしてきましたが実際に乗車するとやはりわくわくするものですね。ガタゴトと時に左右に揺れたりしながら住宅地の中や海岸沿いを走り抜ける情景は、とてものどかで安らぎを与えてくれます。
 由比ヶ浜、長谷、極楽寺、稲村ヶ崎、七里ヶ浜の駅名は、文部省唱歌の「鎌倉」の歌詞に挿入されています(江ノ電の開通と歌がつくられた時とを比較すると、江ノ電の開通の方が少し早かったようです。駅名が先にあって、それを歌詞に取り入れたのでしょうか。分かりませんが)。これらの駅を通過するとき、哀愁のある「鎌倉」の歌を思い浮かべると、もの悲しい時の流れを感じ、とても感傷的な気持ちになります。
 海に目をやると波乗りの練習をしている人たちが多くいました。海の家の設営も進行中でした。都会的な若者文化と歴史がある土地柄が同居しているところも江ノ電沿線の大きな魅力でしょうね。
  目的の一つであった新江ノ島水族館も見学(孫がお気に入りで、話を合わすためにも見学は必須でした)。昼食でテラス席に座ると、何と富士山が右手にくっきりと見えました。沿線の他の場所からも見えるのでしょうが、気が付きませんでした。とりあえず富士山に気付き、眺めることができて良かったです。
 乗り心地、沿線の風景、時の移り変わり等、のどかで気持ちが落ち着き、安らぎを与えてくれる江ノ電には「ゆらぎ」の要素も多々含まれているように思います。これからもずっと走り続けてくださいね。                                     以上