ガコン!
と、豪快な音がしたのは駐車場に車を入れようとした時に、段差に乗り上げたせいでしょう。
ガリガリガリ!
と、凄まじい音がしたのは、バックで車庫入れしている時に、車止めに車体の下をこすったせいかと思われます。
いずれも本日、相方と二人でお出掛けしたのち、相方の車が置いてあった駐車場に戻ってきた時の出来事です。
「大丈夫?」と、心配顔の相方に、「ちょっと擦っただけだよ」と軽く受け流し、そこでお別れしました。
よもやこれがすべての誤りのスタートだったとは知る由もありません。
相方を見送り、車を発車させると、我が車の後方から、
ガンゴンガンと、
何やら賑やかな音が聞こえます。
いや~な予感に車を降りて後部を確認しますと、
マフラーが
外れているでは
ありませんか。
あれだけ派手に車体の下をぶつけたりこすったりすれば、そりゃ外れるよなぁ
…などと呑気に分析している場合ではありません。
マフラーを抑えるはずの金具が明らかにあり得ない方向に曲がっています。
修復が不可能だと悟るのに、さほど時間は要りませんでした。
…悠長に悟りを開いている場合ではありません。
ここは自宅から遠く
70kmほど離れたアウェイの地、
しかも時間は
12月30日の深夜11時30分と
きています。
誤魔化しながら乗ることも、修理をお願いすることも、大変困難な状況に追い込まれています。
ポツリポツリと降りだした雨が更に悲壮感を強めます。汚れたマフラーを色々いじくってみますと、とりあえず紐でくくったら何とか擦らずに走ることは出来そうな感じです。
最寄りのコンビニまで、恐る恐る車を走らせました。
5分とかからなかったと思いますが、ガンゴンガンガリガリと派手な音を立てるマフラー。
「落下物は落とし主の責任です」
という高速道路お馴染みの文句が何度も頭をよぎります。
かろうじてたどり着いたコンビニで、とりあえず紐を探します。
…荷造り用のビニール紐しかありませんが、背に腹は変えられません。
急いで購入し、金具の根元に縛り付け、マフラーを固定してみます。どうやらこの応急措置で、ガンゴンガンガリガリという状態は回避出来そうです。
おっかなびっくり車を動かしながら、通常なら一時間半もあれば帰れる道のりを、二時間半掛けて、さっき帰ってきました。
今日ほど、道路の段差が恐ろしかったことも、煽ってくる車を鬱陶しいと感じたことも、コンビニエンスストアのコンビニエンスって便利って意味だと痛感したこともありませんでした。
ところで…
深夜に、
泣きそうな顔をしながら、
びしょ濡れで、
真っ黒な手をした、
30過ぎの男が、
荷造り用のビニール紐だけ
を買っていくってのは、やっぱりコンビニの店員さんに余計な想像をさせてしまったんじゃなかろうかと、とっても心配です。
そもそも明日、この車で帰省するはずだった私の年末年始予定はどうなってしまうのでしょう。
厄落としであると信じたい今日この頃。冬の夜は更けていくのでありました。 まる。
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