自作小説 zからaへ

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小説かいてみます。
誤字、脱字が多く、
よくわからないものに
なってしまうかも
しれませんが、
読んでいただければ
うれしいです。

Amebaでブログを始めよう!
慎重にゆっくりと奥に入っていくと、オフィスのような広い空間に出た。

規則的に並ぶそれぞれのディスプレイの前にヒューマノイドや人間が座っている。

その中に俺は、ある一人の女性を見つけた。

その女性も俺を見ていた。









お互いに言葉が出ない。

俺はその女性に駆け寄ろうと思ったが、何故か足が動かない。

女性の眉は弱々しそうに斜めに曲がり、またその瞳は一点に俺を見つめていた。

口元は笑おうとしているのだろうが、震えていた。


俺は一体どんな顔をしているのだろう。

女性は席を立ち、こちらに近づいてくる。

彼女の手が俺のほほに触れる。

その手には懐かしく刻まれた皴が見えた。

そのまま女性は俺の首に手を回し、肩に顔を乗せる。

俺も彼女の背に手をあて、お互いに抱擁した。






女性は涙を流していた。

「光輝…。」

「久しぶり…母さん。」
奴の姿が通路の奥へと消えていく。

しばらく俺はそれを眺めていた。

「どうして進まない?」

ナナが顔を覗き込む。

その問い掛けには答えず、俺はただその場に立っていた。

大きく息を吸い込み、深呼吸をして呼吸を調える。

「ごめん、ナナ。行こう。」

ナナは素直に頷く。

俺は一歩一歩を確かめるように、ゆっくりと通路を進んで行った…。
だけど、それを認めたくなかった。
認めれば、俺を苦しめた奴を許してしまうような気がして。


奴は突然足を止めた。

「ここだ。」

目の前には何重層にも重なったドア(いや、壁と言った方が適切だろうか)があった。

表面で電流のようなものが音をたてている。

おそらく特殊な防壁でも掛けてあるのだろう。

奴は壁の傍にある小型のディスプレイに触れた。

「指紋、確認。渡瀬光治社長。」

ドアから女性タイプの機械音声が流れる。

「ロック解除します。」

その瞬間、目の前の壁の層が消えていき、突然通路が現れた。

「ここに母さんもいる。入ってくれ。」

俺は思わず息を飲む。

奴はそのまま通路の先の部屋へと入って行った。