今日は久しぶりにオフの日です。

 

神代植物公園まで行ってきました。

約一年振りです。

 

9月に入ったとはいえ、本日は残暑が厳しい日で

広大な公園内は真夏や夏の終わりに聞く様々な蝉の鳴き声が物凄く、

季節感が狂ってしまいます。

 

 

広い公園なので、入り口から大温室まで、結構距離があります。

★大温室全景

画面右側の芝生の上にある構造物から12時のチャイムが鳴っていました。

 

入るなり、ネットで知ったアリストロキアがお迎えです。

実物は初めて見ました。

例のアレは根元付近に生えるとは意外でしたね。

てっきり空中にぶら下がっているものだと思ってしまいました。

ネペンテスばかり見ているので、先入観があったのかな。

 

 

食中植物エリアは、シーズンの終わりを加味しても

ちょっと淋しい感じでした。

ネペンテスで言えば、大きな株はいくつかあるものの、

ピッチャーが付いておらず、パッとしませんでした。

 

昨年あったネペンテス カーシアナはどうなったのでしょうか。

カージアナがあった場所には、伸びた茎と葉がありますが、

カーシアナとは確認できず。

他にも大きな株はあるのですが、ピッチャーは確認できず。

小さな株はちょこちょことある程度でしたね。

植物園なので、その道のプロが管理している筈です。

ネペンテス意外の植物はどれも素晴らしい出来でしたが、一体なぜ?!

 

やはりネペンテス栽培は、プロでも一筋縄ではいかないのかな。

 

ワタシのような低レベルのアマチュアは家庭内の小さなケースで栽培でき、

一般的な良いと言われる環境を低コストで整えることは困難ではないでしょう。

 

巨大な温室の一角だけ特殊な環境を整えるのは少し難しそうですね。

もしかして湿度が足りないのかな。

 

ムシトリスミレは、いくつか調子良さそうでした。

★開花中のピンギキュラ アグナタ?

 

 

撮影した際はギガンティアかと思っていましたが、

その割には葉が細いのでアグナタなのでしょうか。

 

食虫植物コーナーは昨年より良くなくて残念ですが、しかたありません。

例年この季節は出口に特設コーナーがあるので、そちらに期待です。

 

温室中央には、ラン室とベゴニア室があり、両室とも冷房が入っていて快適です。

 

ランは門外漢なので、良くわかりません。

ただ、様々なランが展示しており、きっと素晴らしいのでしょう。

良さがわからないワタシでした。

 

天井には“霧太郎”という加湿器が設置されていました。

勿論業務用なので、素人が導入するものではないでしょう。

 

これで冷房+加湿しており、高地性ネペンテスとほぼ同じ栽培環境ですね。

大きな温室なので、業務用エアコンが複数設置されております。

この規模だと電気代が気になるところです。

一般家庭には無理な話でしょう。

★ベゴニア温室

花が並んでおりますが、良さを理解できる知識がありません。

でも魅力的だということは分かります。

 

★サボテンコーナー

 

小学生の頃はサボテン小僧だったので、これを見るとワクワクしますね。

伊豆シャボテン公園にもう一度行ってみたいですね。

 

 

さて、いよいよ出口です。

自生地風食虫コーナー。まだ健在でした。

ハエトリソウ、サラセニア、ドロセラ類です。

ホームセンターで入手できる種が多かったですね。

 

★ピンギキュラ モクテズマエ

 

上にギガンティアがあるので、大きさ感が分かりにくいのですが、

ウチとは全く違い、捕虫葉も大きく太いです。

コレが成熟した姿なのですね。

刺激されて俄然やる気になりました。

ウチの“もやし”モクテズマエをこのように立派な姿に育ててみたいものです。

 

★ピンギキュラ ギガンティア

 

コレも調子良さそうです。

ウチのギガンティアは少し大きくなったら分かれして、また小さくなります。

株別れしないテクニックが欲しいですね。

 

神代植物公園は、ピンギキュラの栽培が得意?!

それともどこからか借りているのかな?

 

 

色々ネペンテスがありますが、昨年同様に逆光で撮影しにくいです。

★ネペンテス ノーシアナ×ビーチー

 

今回の一番のお気に入りネペンテス。

ノーシアナの特徴が出ていますね。

 

 

締めはサラセニアです。

どこかにプシタシナがあって、それは調子上々でした。

 

また、神代植物公園の売店にはお店があり、

ネペンテスやムシトリスミレも売っています。

 

一見一つのお店にみえますが、左右で違うお店のような気がします。

向かって右側のお店の食虫植物は、ホームセンターで良く見る農園や、

よく知らない農園さんの品揃え。明らかに業者さんの栽培品です。

 

左側のお店は少し異なり、上記普通の農園産のものもありますが、

明らかに異質なものもあります。

ネペンテスは今年ほぼ売り切れでしたが、昨年はビーチーの交配種等、

好事家が好む種もありました。

 

ムシトリスミレも見た感じ業者さんというより、

セミプロの方の栽培品に見えました。

同じ方のお仕事なのでしょうか。

 

大きなP. コンドイが売られていたのには参りました。

ウチのコンドイよりひとまわり大きく、欲しくなってしまいました。

まぁ、ウチにあるから買いませんでしたが、

無かったら迷わず入手していたことでしょう。

 

コンドイは耐暑性が高くないと聞いていますが、

コンディションがよければ意外と強いものなのですね。

 

次回は春頃に行きたいです。