N. clipeata(クリペアタ)

 

数ヶ月前に調子をくずしたため、水槽管理で高湿度栽培に切り替えた株。

ウチでは1号と読んでいる株です。

 

クリペアタの葉は分厚く、ワックスがのったような艶のある状態が普通なのですが、

ある日、1号の葉が乾燥してきた感じがしたので、すぐ水槽管理に移した経緯があります。

水槽の蓋を完全に閉めて湿度100%に移行して、葉に艶が戻ってきました。

 

その後、少しずつ水槽の蓋をずらして、ケース内と同等の環境に近づけてきました。

そうして昨日ようやく水槽から出しました。

 

クリペアタっぽいピッチャーができています。

成長は遅めですが、その分ピッチャーが長持ちする傾向です。

 

用土は乾燥水苔ですが、今回生水苔載せております。

 

クリペアタで有名な某植物園の環境を参考に、1日数回霧吹きで葉水を試みてみましょう。

灌水は控えめです。

穴あき素焼き鉢なので、鉢の中の用土はとくに乾燥しやすいハズです。

 

これでしばらく経過観察してみます。

 

自然界のネペンテス・クリペアタは絶滅危惧種です。

最近、栽培品が増殖できて私のようなものでも栽培可能になり嬉しいですね。

 

幅広で分厚い葉の裏に隠れるよにつく独自形状のピッチャーは、

なんとも言えない不思議な魅力を感じてしまいますね。

一見地味なのですが、見れば見るほど魅力的な種です。

早くアダルトピッチャーが見たいですね。

 

大株まで持っていけるか、チャレンジ中です。