こんにちは、ゆんです。
怒り
も 涙
も パワー
に
ゆんの介護体験記へようこそ!![]()
このブログは、認知症介護の知識が
ほとんどないところから始まった私と同じように、
これからご自宅で認知症と診断されたご家族の介護を始められる
みなさんに向けて、私の介護体験談などをシェアするブログです
初回は、母の状態に気付いた時のことを書いてみますね。
私の母が認知症を発症するきっかけは父の死でした。
実は、発症する2年ほど前から『もしかして…?
』と疑うような、
何回か母との会話が成り立たないということがあったけど、
本人が強く否定していたこともあって、そのままにしていました。
(今さら仕方ないことだけど、『この時に何か始めていれば…』と、
後から何回も悔やみました
)
父が亡くなって数か月がたった頃のことです。
それまで黙り込んでほとんどしゃべらなくなっていた母が
久しぶりに私に話しかけてくれましたが ![]()
、
わけのわからない内容で、
会話がまったく成り立ちませんでした。![]()
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よくよく母を見てみると、
私にではなく、何もない空間に向かって話してたのです。![]()
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一瞬、私は頭の中が真っ白になり ![]()
、
ショックで動けませんでした。(本当です)
でも、しばらくしてなんとか立ち直り、
動揺して考えがまとまらない頭で思いついた
のは、
遠方にいる家族に連絡し、相談することでした。
家族に連絡するのは当然のことだけど、
その時の私にはこれしか思いつかなかったんです。
しばらく会っていない家族は現状を見ていない第三者として、
冷静に判断して意見をくれる、気兼ねなく話せる存在でもありました。。
突然の私からの連絡に最初は信じてもらえなかったけど
![]()
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時期が時期だけにあり得ると思ったのでしょうね。
「まずは病院に相談して検査してもらえば?」
というアドバイスをくれました。
でも、ひと口に病院に連れていくといっても、
「自分は健康だ」と思っている人を行かせるのは、
そう簡単なことではありません。![]()
普段、病院に縁がない人ならなおさらです。
さいわい(と言っていいのかな?)、
当時 母は他の科だけど通院していたので、
まずは馴染みの先生に相談しすることにしました。
母の症状を私から聞いて事情を知った先生は、
診察の時にさりげなく母に簡単な認知症テストをしてくれて、
「やっぱり、ちゃんと診察を受けた方がいいと思います」と
隣で緊張しながら聞いていた私に、やさしく宣言しました。
その瞬間、『もしかしたら私の勘違いかも…
』と
持っていた淡い希望が打ち砕かれ、
母の認知症が確定しました。
と同時に、私の生活環境が一変することも確定しました ![]()
結果にショックを受け、かなり落ち込みましたが
、
立ち止まることは許されませんでした。
でも、早い段階で母の状態がわかって、
私もなんとか気持の準備をすることができたのは、
冷静なアドバイスをくれた家族のおかげです ![]()
このブログを見てくださっている方の中には、
もしかしたら『相談できる家族や存在がいない』と
思っている方がいるかもしれません。
でも、家族以外にも、親戚や知人、
ジャンル関係なくご本人を知ってる主治医や病院の物忘れ外来、
家族会(介護しているご家族の会)や医師による相談会友人、
お住まいの自治会の民生委員や地域包括支援センター、
各市区町村の担当窓口など、相談できるところはいろいろあります。
家族会や医師による相談会は、お住まいの地域で実施していれば、
お近くの地域包括支援センターや
保健所・保健センターなどで教えてもらえます。
家族会は介護をされているご家族の集まりで、
大・小 様々な規模の会があります。
会によってカラーが違うので、
参加を希望されるなら、ご自分にあった会を見つけるためにも
幾つかの会を体験参加してみることをおすすめします。
会にはいろんな地域から参加される方たちが集まっているので、
生活に沿ったいろんな体験やアドバイスを聞けるのと同時に、
こちらの悩みや問題も聞いてもらえるので、一人で悩まなくて済みますよ。
私が「専門外来にどうやって母を連れて行ったらいいか」と
相談した時にもらったアドバイスは、
「“最近ちゃんとした検査をしてないから、病院に健康診断受けに行かない?
その後はご飯食べに行こうよ”と誘ってみる」でした ![]()
もし、何からしたらいいか悩んでいたり、困った事があるなら、
まずは地域包括支援センターや市区町村の担当窓口などに相談して、
アドバイスをしてもらうのをおすすめします。
あっ、電話で確認する時や直接行く時は、
待ち時間がどのくらいかかるかわからないので、
余裕を持って行動してくださいね。
病院や担当窓口に相談する時は、
「いつから始まったか」、
「普段の生活ではどんな状態か」、
「常用薬やかかりつけ医」など、
ご本人の情報を書いたメモを作っておくと楽ですよ。
いざ話すことになった時に思い出せなくて困る、
なんてことも起きますから
(体験済み)
相談先に「役所の担当窓口」と書きましたが、
もしかしたら『個人的な事なのに、役所の人に話すなんて』
と思うかもしれません。
でも、実際には、知り合いよりも
全く知らない人の方が話しやすいという人もいます。
それに情報ももらえるので、
もし悩んでいるなら、
まずはどこに連絡すればいいかを相談してみてくださいね。
ゆん