その奥の奥 4 | おにゅうな輝く日々★SHINee Days

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ゆののです。
SHINee テミン溺愛オニュペンです。
でも5人全員大好きです♡
カプー萌えが趣味で、オンキー、オンテム、ヒョニュの妄想小説も書いてます。
BTSも好きで、グク溺愛ジンペンです。
よろしくお願いします。



あんにょ~んラブラブ

今日はこちらですね~!
素敵な画像、動画アップされますよね、きっとラブ
楽しみです。





その奥の奥 4




Side ONEW


俺は最近、
今まであまり感じたことのない感情と戦ってる。

いや、感じたことがなかった、は、ウソ、かな。

できる限り、
自分で押し殺してただけかも。

俺は、ニコニコフワフワしてなきゃいけない
「オニュ」だから。

だから、自分で「オニュ」になろうとしてきた。

昔から性格は穏やかだ、そこまで激しい感情を持つような出来事もなかっただけかもしれない。
イライラするようなことがあっても、気にしないようにしてたし、それが俺の運命だと思うようにしてた。

どこかでいつも冷めていて
〝運命〟と言って
諦めていたんだと思う。

それに
「いつもニコニコ優しいオニュ」でいたかった。
そんな自分が気に入っていた。


でもこないだ、

悲しすぎたり、やりきれない感情を体験し、

奥に眠っていた、なにか……

黒い獣のような俺が
大きくなってきていた。

奴は、
羊の皮をまるで自分の皮のように被っていた。
昔から俺に棲んでいたけど
たま~に顔を出すくらいで、
普段はうまく潜み、静かに息をしていた。

どちらが本物の俺なのかは、
自分でもわからない。

メンバーや近しいスタッフは
そんな「もう1人の俺」に気づいているし、
ペンたちも感じてるみたいだ。
ライブや、極度の興奮状態になると
皮が剥がれるらしい。
自分でも無意識のうちに。



俺の可愛いテミンは
そんな〝獣〟をかなり早い段階から見抜いていた。

そして、そんな俺を、
大好きだと言ってくれた。

僕と似てるって。


テミナは……本当に

俺とすごく似てる。

彼にもまた、獣が住んでいる。

普段は可愛い天使だけど、
 一皮剥くと
しなやかで、鋭い目付きと観察力を持った
感覚が研ぎ澄まされているヒョウのような子だ。
そして、進化と洗練を繰り返し、美しさに深みを増してっている。



とにかく…

俺は、今、
自分にこんな一面があったなんて、って思うような

真っ黒いものと、戦っている。





宿所についた。

テミナがまたしばらくここに住むことを
ミノはもちろん、心よく了承してくれた。
「あんまり見せつけんなよ笑」
とは言ってたけどwww

でもやっぱり、気を使わせちゃってる。
今日はヒョンたちと約束があるからって
さっき行ってしまった。

ごめんな……ミノ…。



それにしても
俺はいったいどうしたんだろう……

些細なことで、こんなにヤキモチ妬くなんて

今までなかった。
こんなこと、言ったら嫌われそうだ。
こんな、嫉妬深い男……


「オニュヨン、どうしたの?」


テミナは、澄んだ瞳で俺を覗き込んだ。

俺の中の黒いものも、
その瞳は見抜いているようだった。


「話して?」


「……う、うん、えっと……」


……誰にも渡したくないよ

俺には、テミナがいなきゃ……



「ヤキモチ妬いた?www」


……あ、バレてる笑


「うん……」


「バカだなあ♡」


「……バカ、だよね笑」


「でも、嬉しい。
僕のこと、好きって証でしょ?」


「………嫌なんだよ。」


「何が?」


「こんな自分が嫌だ。

メンバーはともかく俺の知らないところで他の人にテミナが抱きつかれたりゆでたまご食べてって言われたり、、、だってみんなテミナが可愛いくて大好きでどんどんすごい人になっちゃって俺から離れて行っちゃいそうででも俺はもうすぐ離れ……ングっ!」


テミナは、俺の唇をキスで塞いだ。


「……心配なの?ジンギ。」


その顔は神々しくて輝きに溢れてて……

対して俺は、きっと酷い顔してんだろうな。
嫉妬と執着と恐怖に満ちた、、、本当の俺。

いやだ、こんな自分、
嫌なんだよ!テミナ!



「心配に決まってるだろ!?」



急に、抑えていた感情の壁が崩壊し
洪水のように流れ出した。


最低だ、テミナに当たるなんて……

やめろ!


でももう、
〝オニュ〟には止められない。
自分でわかっていた。






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