私が通勤している町は
高齢化社会を肌で感じる町だ。

勤め場所の道路を挟んで向こう側には
昭和40~50年代に沢山のファミリーで賑わったであろうマンモス団地がある。
出勤時、駅から勤務先まで約5分
屋根つきの商店街、朝も早(はよ)から何人ものお年寄りたちとすれ違う。まぁお元気なのは何よりだが…おそらく高齢者単身もしくは高齢者のみ世帯と思われる。駅前のマックⓂ🍔🍟も朝からお爺ちゃんお婆ちゃんの集いが開催されている。そして歩道のベンチも朝からお爺ちゃんやお婆ちゃんが座って既にお話し中だったりする。この町はお年寄りには比較的住みやすい町ともいえる。徒歩圏内に商店街があり歯医者、整骨、飲食、パチンコ、銀行、支所、郵便局なんでもあり、家を一歩出ると沢山のお仲間がいる。

郊外開発地区での我が町では見られない光景だったりする。我が町での高齢者たちはデイサービス中心にコミュニティができあがる。80過ぎた独居高齢者、昼間独りの高齢者の場合はなおさらデイサービスに頑張って通うことが大切な日課となってくる。自力で出かけられる範囲も歳をとった身ではどんどん狭くなり、ましてや70代後半から子供を頼って故郷を離れ移り住み始めた母や義母にとっては沢山のお仲間を自力で作るなど困難である。幸いにも二人の母たちはデイサービスに喜んで通ってくれるので二人とも孤立感はない。そして私はデイサービスのお陰でチョッとお仕事もできていたりする。


人は…
誰でも歳をとる…
自分でも予測はできはしない。
体力の衰え、認知機能の低下、判断力の低下、
そして衰えていく自分への苛立ちと不安
母から義母からそんな様子を感じ取れる。
多少の〈あら?フーッ…えっ?参った!ヤバイでしょ!〉的な事件は其々あれども、まだ二人とも何とかやってくれてはいる。
二人揃ってご飯も作れなくなってしまったけれど(笑)そして二人ともちょいちょいの監視は必要だが…
今後どうなるかは予測不能だ。
私自身不安にならず、考え過ぎず、引きずらず
それが課題なのだ!自分にそう言い聞かせている。

このところ介護なさっている方のブログをあちこち訪問させていただき
皆さん本当に頑張ってらっしゃって…
すごいなぁなかなかできないよなぁと思うばかりだ。
しかし、どうか皆さんご無理なさいませんよう
心からそう思っている。

今二人の母たちのお世話をしつつ
高齢化社会の現状をしっかり見つめながら、いかに歳を取っていくのかやがて自分も行く道をしっかりと考えておきたいものである。