デイサービスには70代〜90代の方が多くいらしています1日にだいたい40名くらいかな
最高齢の方だと101歳の方がいらっしゃいます
たくさんの方がいるので、中には短気で怒りやすい方もいます
今日はそんな利用者さん(女性)のお話…。
その方(Aさん)は認知症が軽くあり、
被害妄想などの症状があります。
機嫌が良いときはまだ良いのですが(大声は出すけど)
機嫌が悪い時は職員や他の利用者さんへ暴言を吐く、自分の思い通りにならないと喚くことがあります
分かりやすく言うと、自己中心的な面があり
周りが自分に合わせるべき。というような感じです
職員にはまだしも、他の利用者さんが不快な思いをしないよう座席の位置など工夫をしたりしています。
私としては、デイにいる時はどの利用者さんにも楽しんでほしいし、Aさんも他の利用者さんも対等に接するよう心掛けています
Aさんは歩行が不安定なことがあり、お手洗いには職員が付き添います。
たまたま私が付き添ったので、何の気なしに
『Aさんは食べ物の好き嫌いは無いんですか?』と聞いてみたんです
そしたらAさんが、
『ある訳ないよこっちは戦争を体験してるからねあなたみたいに贅沢に育ってないよ』と言われたんです。
口調はきつかったけど
そっか〜…。と納得しました。
デイに来ている利用者さんは、戦争を体験していたり戦時中に産まれたり、戦時中に家族を亡くした方もいるんだよなぁと思ったんです。
私は戦争を体験してないから想像するしか無いけど、朝を迎えらることさえ当たり前ではなかったんだよね
ましてや、食べ物なんて質素どころか山にある落ち葉やネズミまで食べたりしたと…。(Googleで調べてみた。)
そう考えたら、Aさんに対しても尊敬や感謝の念が湧いてきたし、今の私の生活がいかに幸せで贅沢であるのか気づけたよ
物価や光熱費の高騰とか言いながらも、
私は今日もご飯をお腹いっぱい食べれたし、
部屋の中は煌々と明るい
暖かい部屋があって、水道から綺麗な水が出る
爆弾に怯える必要もないし、明日食べる物がある
恵まれているな〜
感謝だな〜
幸せだな〜
そんなことをAさんは気づかせてくれました
これからAさんに暴言を吐かれても
まぁ、いいかと思そう
今の日本を作ってくださったお一人だもんね