突然の別れの報告を受けて
急遽福岡へと帰省して参りました。
64歳という若く、早すぎる死でした。

大叔母の通夜、葬儀の為に
帰省することになるとは思ってもおらず。

大叔母は祖父の妹なんですけど
そんな遠縁?と思う方もおると思います。

なんせ福岡の田舎育ちなもんなんで
近かろうが遠かろうが親戚の付き合いが濃いもので
それはそれは思い入れのある方でした。

なんか大人なのに変な話ですが
勝手に私の周りの人は居なくならないと思っていました。

ましてや、たった4ヶ月前に会った元気だった人が
なんの前触れもなく居なくなるとは思いもせず
あれよあれよと通夜が行われ、葬儀を済ませました。

あれ?どうしてみんな居るのに来てないんだろ?
今日は誰の葬式に来たんだっけ?と
なんでそこの写真に写ってるの?と納得出来ないままで
棺の中に居る姉ちゃん(そう呼んでた)はただ眠っているようで

いつもみたいにちょけた感じで「わー!びっくりしたー!?」
と今にも飛び出してきそうでずっと実感が湧きませんでした。

棺の中に居る姉ちゃんの頬にそっと触れた時
冷たくて、その時にやっともう居ないんだと
理解をして涙が止まらなくなりました。
目の前に居るのにもう笑ってくれないんだと
会えない悲しさが込み上げてきて子供のように泣きました。

通夜の夜、不思議な赤い三日月が空にありました。
葬式の日、雪が振りました。
白く塗られた肌、いつも綺麗に塗られた口紅。
どちらも姉ちゃんみたいでお別れを告げられているようで心が苦しくまた悲しくもなりました。

大叔父が参列者への手紙を読み上げ
姉ちゃんへのプロポーズの言葉を聞かせてくれました。


結婚してください。
結婚してくれなければ死にます!

そう教えてくれた大叔父は
最期の別れに、棺で眠る姉ちゃんの額にキスをしていました。
不謹慎ながらも美しい愛を見ることが出来たと思いました。

本当に愛されている人でした。
私も大好きでした。
明るくて気さくで誰からも愛される人でした。


もう会えないけれど、一生忘れない
忘れたくても忘れられないパンチの効いた人でした。
安らかに眠って欲しい、ゆっくりと休んで欲しいです。
そしてまた姉ちゃんが私のワガママを聞いてくれるのであれば
また会いたいです。
お酒一緒に飲めなかったから、飲んで一緒に笑いたいです。

この投稿を終えたら泣かずに頑張ります。