「シェフ!お願いします!」
「んっ、、う~ん、、ちょと塩が足らないかな。作り直し!」
「はい!」
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「シェフ、ちょっといいですか?」
「何ですか?」
厨房でテミンの料理のチェックをしていたら、ユノが声をかけてきた。
「ひと月前にクレームを出してきたお客様から予約が入って、今日の夜来店予定です。」
前回と同じものを出して欲しいとの要望。
常連以外はメニューにないもののオーダーは断っている。
毎週、毎月、料理の内容を変えているため、ひと月前と同じコースメニューはほとんどないのだ。
「どうしますか?」
「本来なら、、受けるべきかもしれないけど、、今月のメニューからお選び頂けないなら予約お断りしてくれるかな?」
「了解。俺も同意見だよ。」
耳元でそう囁いてユノはホールに戻った。
「ユノ、、(笑)」