「荷物ここ置いとくから。じゃ、風呂気をつけろよ?」

「ありがとう」

「送り迎えは暫くやるから、まだ痛むんだろ?」

「いいよ。何とかやって行くし」

「大切なシェフだから、そこは譲れない」

「じゃ、明日な?」

「うん。」


ユノはこの日から家に戻った。


「・・・眠れない」

ジェジュンはベッドを降りるとレシピブックを取り出して、新しいレシピを考えた。


結局、一睡も出来ないまま朝になった。

「はぁ~っ、、なんか、、部屋が広く感じる。」









(ユノサイド)

バサッ
「ふぅ~~、」ドスッ

溜まっていたレターをテーブルに放り投げ、ソファに座ったユノ。

「なんなんだよ。あれ。本当に女みたいだな。」

テレビを付けたが見る気も起こらず、そのまま消してシャワーを浴びた。

「冷蔵庫も、、何もないな。寝るか。」



久しぶりに自分のベッドに横になった。

「ジェジュン、ちゃんと寝たかな。」

目を閉じて考えるのはジェジュンの事だった。

ちゃんと風呂に入れたか。

また滑ったりしてないか。

ちゃんと寝たのか。



「朝、寄ってから店行くかな。」