ジャ~~~~、ジュ~~~、
シャカシャカ シャカシャカ
トントントントン トントントントン
「出来た!特製エッグベネティクト♫」
「うわ!美味そう~~」
「ユノ、グットタイミングだね!スープも出来たから、食べよう!」
「おう!」
ジェジュン特製のエッグベネティクトと野菜たっぷりのコンソメスープ、サーモンのムニエル、ユノからしたら朝から豪華な食事だった。
「俺、太るな(笑)朝からこんなに食べるとかないしさ(笑)はぁ~美味い。」
「朝はちゃんと食べたほうがいいんだよ(笑)って、一人の時はここまでしないけど。なんか、ユノと一緒にいたらお腹も空くみたいでさ(笑)」
「俺がジェジュンにエネルギー使わせてる?」
「あはは(笑)」
食事を終えるとユノは身支度をしジェジュンに伝えた。
「今日は休んで俺の帰りを待ってて。これ、女に言う言葉みたいだけど(笑)」
「あはは(笑)本当だね、でも、皆んなに、」
ジェジュンの唇に人差し指を付けて言葉を遮ったユノ
「俺から説明しておく。その代わり来週からのレシピ考えといて。それが今日のシェフの仕事!」
「ユノ、、本当にごめん。こんな俺で。」
「シェフのこの手にレストランの未来がかかってるんだ。スタッフの生活も。無理はするな。わかった?」
「そうだね。ありがとうユノ」
「あとは俺たちに任せてな。行ってくるよ。」
ユノは時計を見ると慌ててマンションを飛び出した。
「ありがとう。」
ジェジュンはユノの背中に優しい声でありがとうと言うとドアを閉めた。
「さぁってと、、俺の仕事やろうかな。」
ジェジュンは机に座ると来週からのレシピをノートに書き始めた。
「ってことで、シェフには暫くゆっくりして貰いたいと思う。みんなの意見を聞きたいんだけど。」
「俺たちはユノさんの判断に任せます。」
「厨房はジェジュン居なくても回るか?」
「なんとか頑張ります。」
「明日からは、様子をみて少し入ってもらうと思うけれど、なるべく暫くは負担を軽くしたほうがいいと思うから、俺たちでサポート出来るところはサポートしていこう。」
「はい!」
「じゃ、今日は大変だろうけど頼みます。」
「はい!」
この日 出勤のスタッフ達にジェジュンの様子を伝え、今日1日休みを取ってもらうと伝えた。
「ホールスタッフ、お客様からシェフの事を聞かれたり、挨拶を求められたら俺を呼んでくれ。」
「はい。」
「特に、ジョンシン、ミノ、テミン、お前たちは嘘がつけない。何かを隠してるように見られると一番困るのはシェフだ。必ず俺を呼べよ?」
「はい!!」
「エルとスホは困ったら、俺を呼べ。お前たちは大丈夫だろ。」
「はい。」
「ポーカーフェース得意だろ?(笑)」
「あっ、はい(笑)」
ちょっとした噂で直ぐに評判が悪くなったりする。だからこその嘘も必要だ。