いちばん高い服を着ていたのは、

30代のころ。

もう大人だし、安い服は着たくない。

ちょっと高くても、

何年も着られるような

質のいいものを買いましょう。

 

と、思ってました。

例えば、3万円超えのカシミアニット。

それはとっても素敵だったけど、

数年着るとどうしてもくたびれてくる。

 

クリーニングに出しても、

よれたり、毛玉が取れなかったり。

こうなってしまうと

シーズン初めにそのニットを着ようとしても、

もう気分が上がらないんですよ。

 

で、だんだんお安いニットを買うようになり、

着用年数も短くなる。

くたびれた高いニットをまとうより、

新品のお安いニットのが、

同じくくたびれた肉体には安心というか。

 

というわけで毎年買い替えているのが、

白いニットです。

白はほんと汚れやすいしさー。

白Tシャツと同じで、

これは消耗品と考えている。

 

だからして、なるべくお得に買い求めたい。

結果、白ニット購入は3月とか4月の、

冬セールのラストスパート時にしています。

 

50%オフや60%オフになるまで待つのだ。

そしてそれはすぐ着るわけではなく、

次の冬まで温存させておく!

 

いいんですよ、

ニットの形なんてそうそう毎年変わらないし、

先シーズンのでもじゅうぶん。

でも、シーズン初めに

新品の白ニットを着られるのは

なんか幸せなんです。

冬がはじまるよ、って感じ。

(古い歌ですいません)

 

 

外に出かける機会が減って、

よそゆき気分の白ニットは、

今年圧倒的に出番が少ないけど。

 

クリスマスくらいは、これ着て出かけよう。

行先は会社だとしてもね!

ブラウニーとか、ドーナツとか、

ぼそぼそした焼き菓子がめっぽう好き。

 

同じ流れを組む好きなお菓子、

まだありました。

その名はスコーン、です。

 

初めて食べたのいつだろうなあ。

アフタヌーンティーと共に出てきたので、

大人になってからなのは間違いない。

 

なんだろう、あの独特の食感。

たいして甘くもなく、もそもそしてるのに、

美味しいと感じる。

むしろ粉っぽさがたいへん好み。

もちろん、クロテッドクリーム込みの

評価ですけどね!

 

久しぶりに食べると

やっぱり美味しいと感動するけど、

年に何回かしか出会わない存在。

 

いや、成城石井に袋入りで

ご自宅用に売ってるのは知ってます。

ただあれは、紅茶とクリームとジャムと同時に、

ティールームでいただくものと認識してまして。

クロテッドクリームの希少性も含めて、

とくべつな焼き菓子!なんだよな。

 

問題は、私の場合

いっしょに飲みにいく友だちはいるけれど、

いっしょにアフタヌーンティするような

友だちはおらず。

ソロで行くしかないのである。

 

ホテルで3500円とかするアフタヌーンティ、

ひとりでいただく気は起きなくて。

だって、スコーンが食べたいだけなの

に3500円は高くないかい?という。

 

それもあるからレアキャラのままでいる、

スコーンさんですが。

最近見つけた梅田のロンドンティールームは、

紅茶とスコーンとサンドイッチのセットが、

水曜のレディースデイだと1000円のお値打ち。

 

 

これならランチとして、

たまにいただいてもいいかなと。

同じように思う方が多いのか、

梅田のロンドンはあらゆる年代の女性で

満席でしたね…!

乾燥が厳しい季節です。

 

気になるウイルス対策にも

加湿はたいへん重要だということを

改めて聞きまして、

ひさーしぶりに、我が家に

加湿器を新規導入いたしました。

 

前にも使ってたことはありましたが、

けっこう結露が気になるのと、

使ってるうちに中がミネラルで

ガビガビになってしまってね。

はい、お手入れを怠った結果です。

 

そんな感じで

乾燥部屋で過ごしていたけれど、

いかんせん在宅勤務。

一日中家にいて暖房をつけているので、

喉も、肌も、カピカピになってきます。

この時期、風邪をひくのは

何としても避けたい。

 

やっぱり湿度が必要だってんで、

選んだのは象印の加湿器。

あの、田中みな実さんも使っているというモデル。

私の場合はもちろん、

お手入れのしやすさ重視です。

 

 

 

やっぱりタンクレスって楽ねー。

注ぎ口のないポット、という構造なので

どぼどぼと水を入れて、スイッチオン。

1日3回はフル充填しているおかげか、

喉の調子はいいですね。

湯沸かし時はポット並みに

ゴボゴボと沸騰音がするので、

注意は必要です。

 

そんな感じで湿度が気になり始めて、

ちきりんさんおすすめの、

絶対湿度計も買ってしまいました。

 

 

相対湿度でなく、絶対湿度がわかるそれ。

7以下は危険、11あたりが適湿と聞いて、

やたらチェックしております。

 

一日中在宅で仕事するのは飽きてきますが、

部屋の居心地がどんどん

良くなってくるのはいいことかも。

 

ドアの隙間から宵闇がしのびこむ、

この部屋からお届けしました。

今さらながら、

ほんとーに今さらながら、

読んでみた本があります。

 

 

深夜特急。

言わずと知れたバックパッカーのバイブル、

何十年も前から読み継がれる、

紀行エッセイの代名詞。

 

ひとり旅好きなので

もちろん気になってはいたものの、

読むタイミングを逃していました。

 

自分の旅スタイルとしては

バックパッカーじゃないし…

何より文庫本6冊は買うのも読むのも

ちょっと腰が引けてしまう…。

 

なんて思ってはいたのですが、

しばらく海外ひとり旅は無理だと判断し、

気持ちだけも外へ出ようと。

 

読んでみたら、6冊なんてあっという間!

そりゃあたくさんの人が

愛読書として掲げるのも納得の、

超おもしろい本でした。

 

沢木さん自身、旅にも人生にも

春夏秋冬がある、と書いてらしたように、

春、青春時代の香港の

エキサイティングなことと言ったら!

 

26歳独身男性とは違い、

あんな行き当たりばったりの旅は

できないけども、憧れはあるなあ。

 

インドもガンジス河も行ったことはないけれど、

バックパッカーたちが憧れるあの世界。

原点はここなんだねえ。

 

その後ヨーロッパに近づくにつれ、

みるみる熱が引いてく感じも

体験しているかのように読めてしまうぞ。

 

40年以上も前の旅なんで、

今はアジアとヨーロッパに

これほどの差はないんだろーなと思いつつ、

いやいや本物の雑多とか混沌を

私は知らないわけだから…と

思いをめぐらせながらの読破。

 

旅はホテル重視だし、

美味しいもの食べたいし、

こういう旅はこれからも

たぶんしないのですが。

 

だからこそ、

人の旅を読むのはいいもんですね。

アマプラやNETFLIXに比べて、

観たいものがめっきり減っていたHuluに、

これはぜったい観なきゃな

作品が復活しました。

 

そうです、

サタデーナイトライブ(SNL)ですー!

 

 

何年か前まではHuluで

1年遅れの字幕放送してくれてたのですが、

終わってしまい。

もうSNLは観られないな…と思っていたので

これは嬉しい限り。

 

簡単にご説明すると、アメリカで45年続く、

生放送のコント&音楽番組です。

毎回1人もしくは2人、

ゲストがおりまして(ホストと言う)

レギュラーの出演者が行う

数分のコント(スケッチと言う)に、

入るのです。

 

そのホストが、

テイラースイフトだったり、

ブラッドピットだったり、

まあ大物なんですよ。

 

全体の雰囲気は

NHKでウッチャンがやってた

「LIFE」に近いかもしれません。

 

ただ日本のコント番組と大きく違うのが、

その半分が政治ネタ。

しかもきっつーい風刺ネタ。

政治家って、

こんなにネタにしちゃっていいのねーと、

口あけて見ちゃう。

 

生放送なんで、

毎週その週にあった政治問題が

ガンガン入ってきて、

アメリカ国民がリアルタイムで観たら

さぞおもしろいだろうな、と。

 

1年遅れで

知らない議員のモノマネなんかを

日本で見ながら思うのです。

 

それでも映画のパロディや

CMのパロディなんかは、

わかりやすくて笑えます。

 

どこをとっても楽しいけど、

実は一番好きなのは、

オープニングとエンディング

だったりするんだ。

 

いきなり政治のスケッチで始まって、

オチがついた後、

「Live From NewYork! It’s Saturday Night!」

と叫ぶのが、タイトルコール。

 

エンディングはホストが客席に挨拶して、

出演者やスタッフと抱き合って、

おつかれさまー!と言い合って終わる。

 

1週間で番組を作り上げた!って

達成感がまるまる伝わってくる

終わり方なんですよ。

 

いろいろ説明してますが、

たぶん全然伝えられてない。

日本のテレビを作る人、テレビを見る人、

一度は観て欲しい、SNL!

やかんは持っていないけど、

電気ケトルはあるよ、というおうち、

多いんじゃないでしょうか。

 

うちもそうです。

大昔のひとり暮らし始めた時は、

鍋・フライパンと一緒に

やかんを買いました。

いつだろうなあ、

電気ケトルに買い替えたの。

 

圧倒的に沸くのが早いよねえ。

火を付けないのでほっておいても安心だし。

(やかんは沸かしっぱなしの

 危険性があった…)

 

で、その電気ケトルなんですが

お気に入りはラッセルホブスのもの。

何と言ってもこの美しい曲線!

 

園芸用じょうろみたいですけど、

注ぎやすくて本当に使いやすい~。

買い替える際に、

大型電気店でありとあらゆる

電気ケトル触ってみたところ、

やっぱし断トツに持ってて安心。

片手でも安心。

 

中に入ってる液体は

間違いなく熱湯だからさ、

重くて手もとが狂うとか、こぼすとか、

絶対にあって欲しくない。

 

ラッセルホブスは注ぎ口が小さいので、

狙ったところにお湯が注げる。

ざばっといっちゃう、なんて心配がない。

 

これほどまでに気にしてるのは、

ずいぶん前にコーヒーで

火傷してるからなんですよね。

 

毎朝のルーティーン、

コーヒーメーカーからマグカップに注ぐとき、

寝ぼけてたのかパジャマの太ももに

じゃーーーっと熱々コーヒーを

ぶちまけてしまったの。

 

もちろん病院に通う羽目になりました。

今は傷跡ないけど、

とにかく火傷は水でじゃんじゃん冷やしたあと、

その日のうちに病院行って

薬をもらわないとダメよ。

翌日じゃ遅い。

みんな約束して。

 

と、大幅に脱線しましたが、

私がラッセルホブスの曲線に

惚れ込んでるっつう話です。

最近はかどっていなかった海外ドラマ、

やっと観終わった作品があります。

「梨泰院クラス」。

(ネタバレしてます)

 

 

周りで観てる人多いし、

「愛の不時着」が

予想以上に良かったので、

「ベターコールソウル」を

中断して始めたんですよ。

 

なんか…

イソが徹頭徹尾ダメでしたね。

私にはね。

1回も好きになれないキャラクターだった。

最後の方はもういいから終わってくれ…

とため息つきながらの完走。

 

とはいえ、ドラマ自体は面白かったんです。

まずは復習モノの舞台が

外食産業って新しいと思った。

 

パクセロイがバスを追いかけて

スアに告白するところとか、

高校時代のいじめられっ子が

ファンドマネージャーになって、

最後捨てゼリフを言いにいくところとか、

好きなシーン。

 

お父さん関連は、

逸話が出てくるたびにもちろん泣けた…。

(豚肉コチュジャン炒め…!)

 

チャンデヒとの因縁とか、

まだ死ぬなよとか、

そういうところも良かったんだよ。

 

それだけに、イソがな~。

ま、スアも複雑なんで、

なんかヒロイン2人とも性格わるいな!

って思って観てた。

 

恋愛以外の部分が良かっただけに、

ラスト3話で唐突に恋愛ドラマに

なってしまって悔しい限り。

 

ストーリー以外では、

単純に韓国で居酒屋行きたい!

って思いましたね。

 

いま、海外旅行は遠い夢でしかないし、

居酒屋でみんなしてワイワイ、も

待ち望んでいる状態。

 

あんな気持ちのいい屋上で、

仕事仲間と飲んでしゃべって。

豆腐チゲに、豚肉もやし炒めに、

最初はビール、のちに焼酎。

 

楽しいだろうなー甘い夜だろうなー、

なんてね。

先日、京都へひとり旅した際、

サマージャンボ宝くじを買いました。

 

 

宝くじは、めったに使わない駅や旅先など、

非日常の売り場で買いたいタイプです。

 

当選発表は、いつなのかな?

(終わってた)

まあ、あんまり気にしていません。

だいたい宝くじは、1年くらい

お財布に入れっぱなしにするタイプです。

 

これ話すと、なんでー??とよく言われる。

当たってるかどうか、気にならない??と。

 

私から言わせれば…

すぐに当否を確認するなんて、

なんてもったいない!

確認しない限り、その宝くじは

「当選の可能性を秘めたまま」

なんですよ!

 

あれです。

「シュレディンガーの猫」みたいなもんです。

毒ガスが発生するかもしれない箱に

猫を入れておいたら、

箱を開けてみるまでは

猫は生きてるか死んでるかわからない。

 

生きてる状態と死んでる状態が重なっている。

というやつです。

たぶん。たしか。

 

宝くじは量子力学には関係ありませんが、

わからない状態においておけるなら、

そのほうが長く楽しめるよね。

 

買うのは10枚3000円連番と決めているので、

3000円で1年くらい、

億万長者候補者気分を味わえるなんて

お安いと思うんだけどなー。

折に触れ、当たっていたら何買おう?

と妄想を膨らませるのです。

 

で、いよいよ当否を確認するのは

1年後に、次のサマージャンボを

店頭で買う時なんですよ。

300円しか当たってなくても、

また3000円で次の1年楽しめる!

 

と考えると、私のお財布には

常に「7億円になるかもしれない紙」が

入っているわけで。

妄想で楽しめると、お金かかりませんね…。

最近ふと、好きだと気づいたもの。

それは、タイルです。

 

おうちを建設中とかでなければ、

あんまり意識しないものかもしれませんね。

(もちろん建設はしていない)

 

私の場合はお店で見かけて、

あっ、かわいい・・・と思っている状態。

お店で見かけるタイルって言っても、

お手洗いにあるものではないよ。

 

カウンターでワインが飲める

お店が好きなのですが、

 

そのタイプのお店は

カウンターとキッチンの境目に、

よくタイルを貼っている、気がする。

 

カウンターでひとり飲みだと、

タイルに向き合うことになるからさ、

じっくり眺めてしまうわけ。

 

一色でつぶつぶしてるのも可愛らしいけど、

やはり配色が素敵なのが好み。

 

ブルー系のグラデーションとか、

黄色やオレンジが入った

モロッコ風なのとか、

配色に夢が広がる~。

 

 

(画像は行ったことのある難波のtappaさん)

 

四角いのもいいし、

ハチの巣みたいに

六角形がみっしり並んでるタイプも、

きゅんきゅんしちゃう。

 

タイルってかわいいなあーと思っても、

おうちにはなかなか応用できず。

賃貸物件や分譲物件では、

あんまりお目にかかれないものですね。

 

こうして人は、

自分好みの家を建てたくなるのかしら。

建てるのは無理だとしても、

そのうち洗面所のリフォームくらいは

できるかもしれない…。

 

なんて考えてたら、

自分で貼れるステッカータイル

なんてものもあると知り、

急にちょっと現実的に。

 

タイルの配色シミュレーションでも

始めてみようかと思います。

本を読むときに必要なものとして、

しおり、があります。

 

こだわりがなければ、

出版社や本屋さんが

もともと挟んでくれているもので、

じゅうぶん事たりる。

 

わたしの場合は…

しおりは気に入ったものを

わざわざ買って、使ってます!

 

選ぶポイントは、

ずばりハラリと落ちないこと。

 

文庫本はバッグにつっこんだり、

お風呂に持ち込んだり、

かなりカジュアルに扱うタイプなもので。

普通の紙素材のものでは、

ふとした拍子に

しおりがどっかへ行ってしまうのだ。

 

しおりとして、それはまずい。

一番大切な役割を果たせてない。

 

というわけで、わたしが選ぶのは、

マグネット式かシール式。

 

本を逆さに振っても、

しおりはぴったりと

ページにくっついたまま!

お風呂で読んでて、

しおりが湯船に沈むという

切ないこともない。

 

今つかっているのは、

クアラルンプールの

イスラム美術館で買ったもの。

ここ、ミュージアムショップが可愛かったなあ。

偶像崇拝を避けていくと、

こんなにも柄って進歩するのね、

と思った次第。

 

 

マグネットしおり、

今はけっこう売ってますが

昔は探すの苦労したのよ。

シール式もなかなか売ってなくて、

フィルム素材の付箋で代用したりも

していたけれど。

 

やっぱり、一日に何度も目にするものだから

愛着持てるデザインがいいよねえ。

 

だから、ちょっとした葛藤があるのが

新潮文庫を読むときなのです。

新潮にだけ紐(スピンというらしい)が

付いてるんですよ。

しおりがいらないの。

 

心遣いがとても嬉しい反面、

お気に入りのしおりを

使わなくて済んじゃう寂しさよ。

贅沢な葛藤ですね。