短期間の休職は、自分で決めたものだった。



長期休職ではきっと復職が難しくなるし、

周囲にかける迷惑も最低限で済むと考えたのだった。

なにより、薬に依存することへの不安も大きかった。



心療内科医は、薬には依存するものと依存しないものがあり

依存性のあるものは即効性が大きく

依存性のないものは即効性は少ないものの

「同じ量だと効いてこなくなる(=増量必須)」になることはないらしい。

当初は発作的な心の落ち込みを鎮めることを優先し、どちらも処方されたが

「どんなに効くとしてもこれ(依存性あり)は長く出せません」

と医者が繰り返し言ったので、安心した。



ちなみに、主治医は評判が悪く、産業医からも別の医者を進められていたが

通いやすさと受診時間帯の幅広さの面で周辺の心療内科と比較すると突出しており、

評判が悪い=空いている=予約が取りやすい、という図式が成り立っていた。


実際に診察を受けてみると、いわゆる「つっけんどん」というやつで、

言い方が悪いですが…という前振りを多用する。そして確かに悪い。


ただ、言っている内容は患者に沿うというよりも、

第三者がどう判断するかを的確に教えてくれる、そんな医者だと思う。


私が必要とするのは「そうだよね~大変だよね~」と言う同情人間ではなく

「あなたはこう思う。医者はこう思う。環境はこうでしょう。だからこれを処方します」

という人間で、相性はいいのだと思う。


心療内科は、勤務+投薬での案も提示してくれたが、自分としては

病気は素直に休んで早く直すのが一番迷惑がかからないと考えていたので

短期間ではあるが休むことにした。



帯状疱疹や熱など体の病に関しては素直に休める。

でも、気分が乗らないとか憂鬱とかの心の病に関しては、

心の病なのか?乗り越えるのが普通じゃないのか?となかなか理解することができないから

休むことに抵抗がある。



結局、この後「心の病」として休むことになるのだけど。