1歳過ぎた頃から息子は歩き始めた。
歩き始めはそう遅くなかったと思う。
ただし、まっすぐ歩けなかった。
なぜだか進行方向とは違う横向きで歩く。
夕飯を支度していた時、いつものように
横を向いてふらりふらりと歩き出した。
一瞬の事だった。
ガツンと音がしたと同時にひざまずく息子。
駆け寄ればフローリングに血がポタポタと
落ちている。息子は驚いた様子で
しかし泣かずに落ちる血を見ていた。
テレビ台の角で頭を打ち、おでこが
裂けていた。
すぐに救急病院に駆け込んだ。
驚くほどの血だったにもかかわらず
シール?のようなものでギュっと
傷口をくっつけて貼っただけで済んだ。
今でも息子のおでこにはしっかりと
あの時の傷が残っているので
忘れられない出来事になっている。
まっすぐ歩けない事をもっと早く
真剣に受け止めていれば未然に
防げたかもしれない。
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。