友達と話していて、あー、そうだよね。と思ったこと。



仕事終わってからママとのお付き合いでサパークラブなどに行くと、まず思うのが「喋れるスタッフが少ない」と感じるんだって。「若くて、顔もよくて、せっかく自分で選んだ仕事なのに喋れないってもったいないなぁ。って思うんだよね。結局50万とか使ってママが飲んでも、つまらないわけだよ。となりでお供してるオレと話した方がまだ楽しいと。それじゃあ仕事じゃないんだよね。」



それはホステスさんにも言えることだと、彼はいいます。お客様に対してメールで簡単に済ませてばかりじゃ、お話できるようにはならないと。字を間違えるかもしれない、字が汚いかもしれない、それでもたまにはお客様に手紙をかいて、会社訪問できない状況であれば電話でご挨拶する。



何が食べたいか、と聞かれれば「何でもいいわ」なんて素人みたいなことを言わずに「季節のお魚がいただきたいわ」とか何かそこに一言添える。努力しなければ喋れるようにはならないのだと。決して押し付けがましくなく、聞いているわたしがクスリと笑えるように気持ちよく話します。男性としてのセクシーさ、そういったものは正直感じません。もう、お仕事が身体に染み付いているのね。



余計な頭を使わずに、気持ちよくそして楽しくお酒を飲み、笑い過ごすことができる。財界、政界、芸能界、花柳界、歌舞伎界、そしてもちろん一般のお客さんも。長い間本当にたくさんの方々と真剣に接してきた彼の話術は匠の域ではないかと。密かに思っています。それでもまだまだママに怒られる毎日だとか。すごいなぁ。いつもごちそうになりながらお勉強させてもらってます。



わたしも言葉を大切に。お客様と真剣に向き合って、技術以外の満足感もお持ち帰りいただけるエステティシャンになりたいなぁ。