サロンのお客様には60代の方ももちろんいらっしゃいます。女性がきれいでいようという気持ちに常に接しているということは自分にとってもよい緊張感となっているんじゃないかと。日々思っているのですが・・・



身近な女性という意味ではわたしの母の頑張りはなかなか評価できるのではないかと、娘ながらに感心しているのです。TVショッピング(SHOPチャンネル)をちらりと見て、良さそうだと思うものがあれば購入。真面目に使い続けています。(まぁそうでないものもあるけれど)お風呂上りにせっせとオイルを塗り込んだり、体内の老廃物の排泄を促すお水やらサプリメントやらを使ってみたり。



最近特にキレイのキープを強化している模様。



あれ?おたくのサロンの商品使わないの??



ですよねー。わたしもそう思うんです。コストパフォーマンスからいっても、母への必要性からいっても、正直わたしがアドバイスしたものを試してみては?と思うわけです。フェイシャルに月1、2回来るとかね。こういっちゃなんだけど全然違うんだからさ。娘を信用してくれよ。と。



でも、最近思ったんです。それも女ゴコロかなぁ。と。



基本的に何を使っているとか、どんなもの飲んでるっていうのはあんまり知られたくないし、積極的には共有したくないんじゃないかな。って。思います。



わたしはエステティシャンだから、キレイになろうとする方の過程を見ることもお仕事だし、お客様も割り切ってくださるけれど・・・キレイでいるために努力している水面下は見られたくないというのが女ゴコロ、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。



母の友人はサロンに来てくれるし、母もその結果を評価してくれているけれど。母はあまり来てくれません。さみしいような、誇らしいような。



年齢を重ねるということは、現状維持でも非常に努力を要する現実に向き合うことでもあります。体調だって

違う。気持ちの面も否応なしに変化するはず。でも、それを押してかわいらしい笑顔と素直な気持ちを持とうとすること、そしてもっとキレイになりたいという努力を重ねることをやめない母を、わたしは草葉の陰から応援しようと思っています。