去年亡くなった大好きなおばあちゃん。今日は仏壇の隣にある実家PCからの更新です。
うちのおばあちゃんは秋田美人。静脈が透けるほど色が白くてぱっちりとした目。腰高でながーい脚を持った人でした。若い頃はさぞや美人だったでしょう。
目も口も小さく地味顔のわたしから見れば(小さいときは色も黒かった。悲惨である。)不思議な顔だったな。小さい時って見かける顔が限られているからね・・・ (´▽`)
確かに派手な顔だったからお化粧すると本当に派手な顔になっちゃうのがイヤだったようで、しても口紅くらいなもの。そのおばあちゃんがフルメイクをしたのは、亡くなった後のことになりました。
おばあちゃんが亡くなってうちに運ばれてきた時、やっぱり顔色とか・・・違うのがすごく悲しくて。
わたしにできる最後の孝行は、きれいなままみんなに送ってもらえるようにすることだ!
妙な使命感に燃えて、持っている化粧品をじゃんじゃん枕元に持ってきてお化粧にとりかかりました。
亡くなった人にお化粧するのって初めてだったけど、何故かローションパックからスタート。生きているとバリアゾーンがあるから表皮までしか化粧品は浸透しないんだけど・・・どうなんだろ?
少し乾きはじめていたお肌はなんだかみずみずしくなって、ファンデーションのノリはとてもよかったよ??
色味の悪いところはきっちりカバー。もう自分のメイクより真剣!
皮脂分泌はもうしないから、ツヤ感を出して生き生きとしたお肌にみせるため、お粉はなし。アイライナーで丁寧に丁寧に睫毛の隙間を埋めて、淡いパールピンクのアイシャドウを筆でふんわりのせ、マスカラを自然につけました。
透明のグロスで微妙に口元にツヤ。蒸気したような頬を演出するために偏光パール入りのRMKのチークを大きくのせて・・・。
おばあちゃん、マジかわいいっす。
秋田から駆けつけた妹も、泣きじゃくっていた娘も
「生きているみたいで泣けない・・・。」
というナイスな出来ばえ。
来る人みなかわいいと褒めちぎられ、葬儀屋さんにも、化粧と髪の毛はくずれないように!と念をおす始末。(ワックスつけておいた)
やっぱ、女の最後の花道ですもの。褒められてナンボでしょ。夜を徹しての化粧直しの甲斐あって、おばあちゃんは最後まで少女のような愛らしさでした。
「ようこちゃん、わたしが死んだらお願い。」
ちなみに元気なおばさんの3名のご予約もいただきました・・・葬儀場で・・・(成人式かよっ・・・)
あ、違うこと書こうと思ったのに。。。 また後でにします。。。