シルクとコットン 246 | 指先の記憶

指先の記憶

大好きなおふたりと周りの人たちのお名前をお借りして、私の頭の中のお話を綴っています。二次創作にご理解のある方だけ、お読みくださいm(_ _)m

「ちゃんと干せただろ?」 

 

 

「んー、50点、いや初めてだからおまけして70点かな。」 

 

 

「え~」 

 

 

「シーツは物干し竿から降ろすときに簡単にでいいから畳んで。ああやって抱えてきたらシワだらけになるから。」 

 

 

「あー、なるほど。」 

 

 

確かに、せっかく干すときにがんばって広げたのにシワがよっちゃってる。 

 

 

よし、明日からそうしよう。 

 

 

「それと母さんのは、、えっと、まあいいや。」 

 

 

ん? 

 

 

「何だよ、言えよ。」 

 

 

ベッドに腰かけて、洗濯物を畳んでるけど頬が赤くなってる。 

 

 

「まあ、自分たちのだけ取り込むなんてできないよね、うん。」 

 

 

どんどん赤みが拡がって、いまはもう耳まで真っ赤だ。 

 

 

はは~ん 

 

 

「チャンミン、妬いてんのか?」 

 

 

「妬、くとかそんなんじゃ」 

 

 

「そういえばおれの下着、かあさんに洗わせるのもイヤがってたよな?」 

 

 

「だ、だってそれはっ」 

 

 

「うん?」 

 

 

「ユノだってイヤでしょ?ぼくの下着、他所の女の人が洗ったら。」 

 

 

「それはイヤだけど、かあさんだぞ?子どものころは洗ってくれてたんだしさ。」 

 

 

「子どものころといまとは違う!」 

 

 

ちょっとからかいすぎたかな。 

 

 

「うん、わかった。チャンミンがイヤがることはしない。」 

 

 

チャンミンはバツが悪そうに黙々と手を動かしている。 

 

 

おれは手を洗いにバスルームに逃げ込んだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。