「COLOR」感想文 | YUNHI My Room

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・・・・・・・好きなもの 好きなこと 好きな時間 

新国立劇場 小劇場に「COLOR」観に行ってきました。

当初 昼公演のみの観劇予定でしたが チケットご縁があってマチソワしてきました。

 

 

 

一言で言ったら もう素晴らしい!の一言

心の機微に染み入るような・・・そんな感想

心の底から スタンディングオーベーションで 出演者を讃えたい

そんな気持ち になる作品でした。

 

 

出演者は3名

昼 ぼく 浦井健治/ 母 柚希礼音/ 大切な人たち 成河

夜 ぼく 成河 / 母 濱田めぐみ /大切な人たち 浦井健治

ピアノとパーカッションは生演奏

 

最初キャストが発表になった時

ぼく2名 × 母2名 =4パターンかと思ったんですが

組み合わせは固定の2パターンでした。

 

観終わってみて 4パターンで観たかった欲もありますが

これだけ繊細な作品

組み合わせ固定だからこそ 作品が息づくのかと思いました。

 

脚本が同じなのに 演じている人によって表現が違うのは当然

当然 印象も変わる

 

ぼく浦井君 母柚希さんを先に見たので

成河さん 濱めぐさんは どうしても どこかで比べならが見てしまうことになった

のは仕方がない

 

浦井君のぼくは とってもナチュラルだった

記憶(経験)が抜け落ちると 人間は赤ちゃんになるんだ って思った

柚希さんの母が 思ってた以上に 意外に よかった

「かあちゃん」っていう 感じ ←すごく褒めてます!

「日常」を感じさせる 二人だった

 

成河さんの ぼく は 緻密に計算されてる を 感じてしまった

濱めぐさんの母は 濱めぐさんだった

濱めぐさんは 役を自分に近づけるタイプなのか と 今回思った

こちらの二人は「ドラマチック」だった

最初 母の慟哭から始まる そこのつかみが強かった

 

いい悪い ではなく

好み なのは

・・・ 昼公演の二人だった

 

大切な人たち は 編集者 お父さん 友人と

成河さん 浦井君 どちらの演じ分けもさすが!な二人だったけど

成河さんの方がリアルだった

 

成河さんが回収し忘れた クマさんのぬいぐるみを

浦井君が「友達がいた!」って 回収していったのは さすがでしたw

 

意外に リアルな「かあちゃん」だった柚希さん

個人的に1か所だけ 男役さんを感じた場面がありまして

「生き返らなかった方がよかったかな」(=大意)のセリフのあと

出ていこうとする草太(ぼく)を止めるとき

両手を広げて 行かせない! っていう気迫で立っている所

 

濱めぐさんは ぶつかって止めにいってた(と 思う・・・)

 

ここの ぼく のセリフも 二人で印象が違ってた 記憶

どっちが どうだったかは 忘却の彼方で^^;

・・・次に見た時回収してきます

 

そう もう1回 マチソワ予定です。

公演が止まらないことを祈っております。

 

 

プログラムの中身が濃い!

最近 紙ものは宝塚以外 我慢しておりましたが

マチソワの間の時間が2時間あったので 購入

読み応えじゅうぶんで 1時間 かかりました

 

プログラムの 小山ゆうなさん(演出)の文章

「俳優の持ち味を生かして、染めてゆく」

まさに そんな作品でした

 

シンプルだけど

贅沢で 濃密で 

そして上質な時間でした

 

大阪 名古屋でも公演があります。

ぜひ !

<大阪公演>
期間:2022年9月28日(水)~10月2日(日)

会場:サンケイホールブリーゼ

<愛知公演>
期間:2022年10月9日(日)~10月10日(月祝)

会場:ウインクあいち