父のこと14 最期の修業のようで... | YUNHI My Room

YUNHI My Room

・・・・・・・好きなもの 好きなこと 好きな時間 

先日2週間ぶりに父の所に行ってきました。

 

一日保育が始まり

帰宅してから行くのは 身体も気持ちも無理でした。

 

この日は 椅子に座って寝てました。

ホッとしました。

 

薬ですか? と聞くと 

はい・・・でも 血圧は高い 

通常であれば 寝ている時の血圧は低くて安定しているものだそうです

そうならないのは 認知機能の低下によるもの  

 

寝ている・・・というより

ぐったりしている 父の姿を見た時

ああ もう 父の魂? は ここには無いんじゃないかな

身体は まだ ここにあるけど。。。

抜け殻の身体だけは 存在しているけど

自分で 自分をコントロールできないまま 生かされてる って

なんだか人生の最期の最後に まだ修行させられてるみたいだって

そんな風に感じてしまいました

 

父の部屋に 今あるのはベッドマットだけ

ベッドから転落しそうになったことがあったそうで

ベッドは片付けられてました。

TVも せん妄が激しいということで 早い時期に片付けられました。

家族の写真も

時計も

カレンダーも ・・・

何にも無い 殺風景な 四角い空間です

 

今は まだ 立ち上がることができるけれど

いずれ車いすが必要になる時がくる と言われました。

 

ぐったりしている姿は 切ないですけど

険がある言葉や表情を見るより

見たくない姿を見ないですむ~ずっと ずっと ホッとしている自分がいました。

 

昭和2年生まれの父は 飛行学校で終戦を迎えました。

平成になる前に一線は退いたので

平成の時代は 悠々自適だったように思います。

その平成が終わろうとしていますが

父が 令和の時代に 新しく記憶を刻むことは 多分 無いんだろうなぁ。。。